今日は早朝6時半に森林公園に集合

発心山を目指します。
これは、M隊長が職場の社内報に寄稿するネタとして、夏目漱石が詠んだ句碑を巡って走ったことを書くことになり、そのネタ作りにみんなで付き合うことにしたためです

漱石は明治30年3月に久留米を訪れ、耳納連山の高良山から発心山を歩いてます。
この旅から『草枕』の着想を得たとも言われてます。
そのときに詠んだ句碑が漱石の道としていくつか建っていますので、それを巡ります。
まだ朝日の森林公園を6人でスタート。
よく行く耳納平まで5.5km、発心山まで9kmとあります。
森林公園の標高は260mほど。発心山は698mです。
ものすごく涼しいです


この先自販機の類いは一切ないので、ペットボトルを2本持って行きます。
山道ですし、のんびり登っていきます。

森林公園から700mほどで1つ目の句碑に到着。
「人に逢わず雨ふる山の花盛」
今走っている道は耳納スカイライン。
昭和40年代に自衛隊が造った尾根沿いの道です。
漱石の頃はもちろんこの道はなく、登山道というか獣道の様なところを歩いたのでしょう。
スカイラインを縫うように旧道があります。

400mほどで次の句碑。
「筑後路や丸い山吹く春の風」
この場所は、いつも10カーブの林道といって走っている激坂を登り詰めたところの合流点です。
いつも見ている碑ですが、今日は特別なものに見えます


さあ、まだ先は長い。
行きましょう

次の句碑は発心山の手前です


ポツンと一軒家のところは、今日は素通り。

耳納平に向けて坂がキツくなってきます。
速い3人はどんどん登っていきます。
M隊長やYさんも遅れながらもついてきます

途中でランナーが一人、軽快に抜いていきました

H君の知り合いらしいです。

朝日が差し込む道は、キツいですが気持ちいいです。
汗もかいてますが、とにかく風が爽やか


耳納平に到着しました。
麓から登ってくると、もうここでいいやと言う感じになりますが、今日は森林公園からだったので、あっという間の感覚でした。
耳納平の分岐点。
右が朧大橋方面で旧上陽町に下りる道。
左が草野町方面に下りる道。
真ん中が発心山方面です。
星野方面通り抜けできません、とありますが、発心山はその手前なので問題ありません

Yさんがここで帰ると弱音を吐きましたが、この先のグライダー山からの眺めを是非見てもらいたいと励まします。

大分登ってきました。
樹を伐採しているところから、眼下に朧大橋が見えました

尾根を吹き抜ける風がものすごく涼しくて、汗をかいた身体にはむしろ寒いくらい。
ここから一旦下り坂が続きます。
どうせまた登るんだからそんなに下らなくてもと思うほど下ります

登り始めた森林公園(高良山)が遥か下に見えます。
その向こうには久留米市街地。

記念撮影📷️
左のおじさんは、ボランティア(?)で草刈りをしていた方です。
毎年草を刈って整備しているそうで、それをしないと樹が繁ってしまうのだとか。
なお、ここでM隊長が極度の高所恐怖症ということが判明

この景色の中、ずっとへっぴり腰でした


グライダー山から発心山まで残り1kmほど。
その手前に句碑がありました。
「濃かに弥生の雲の流れけり」
逆光でちょっと見にくいです。
「濃か」が何と読むのかみんなで悩みましたが、後で調べると「こまやか」が正解らしいです。

M隊長、これで夏休みの宿題が書けますね

句碑は後一ヶ所、発心山の麓の発心公園にもあるそうですが、そこは車で行ってくるそうです
