◇初めてのお葬式の話(2) | ちいさな行政書士事務所から

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登録一年目の新米行政書士が、
ちいさな事務所を開きました。
さて、今日はどんなことが待っているのかな?

昨日の続きです。

(病院到着~第一回打ち合わせ)


記録の意味もあり、記述が長く、細かくなってすみません。

(適当にスルーして頂ければ幸いです)。

義母の弟ではなく兄でしたあせる文体変わってすみません。




その病院に着いたのは、

もう7時に近い頃だった。


通された場所は、霊安室ではなく、

病棟の談話室のような場所。


初めて会う伯母さんは、小ぶりでふっくらした人。

明るい笑顔で、かなりサバサバとした印象。


故人の枕もとで悲しみにくれる姿を、

想像していた私はこの時点でかなり面食らった。


病院からの、早く出て欲しいという雰囲気を受けて、

葬儀の相談に入る。



意思疎通は手話通訳と身振り手振り。

夫婦ともに無宗教、貯金があるので、

普通の葬儀をしてくれればいい、という希望。

看護師さんが見せてくれたリストの中の、

大手葬儀社の写真入りパンフレットを見て。


うちから近い、この葬儀場がいい。

という伯母さんの意思で決まり。


こんなに簡単に決めていいのかな…?

と思いつつ電話をかけてみる。


無宗教の葬儀もできるそうで、

すぐお迎えに行きます、とのこと。

伯父さんの遺体は葬儀社に、

安置して貰うことになった。


そしてほどなく、看護師さんから、

葬儀社の方が来ていると言われ、


伯母さんと手話通訳者2人、私たち夫妻が、

霊安室に急ぐと、もうストレッチャーで、

伯父さんを運び出すところだった。

電話からのあまりの早業にびっくり!



義父の時は、お医者さん看護師さんが、

裏口への道で遺体に最敬礼して、

見送ってくれたものだけど…、

時間外のためか今回は何もない。



バスのようなワゴン車に、ストレッチャー、葬儀社の人、

私たち5人が乗り込み、病院の裏口から夜の街へ…。


結構長く走り、とある建物に到着。

祭壇のある部屋に伯父さんを安置する。




ここで初めて伯父さんの顔を見た。


眠っているようで、

その身体に命がないことが、

とても不思議に思われた。


どうぞ安らかに、と祈る…。



そして葬儀の打ち合わせ。

この日は10月7日だったが、

火葬の予約がいっぱいということで、

通夜12日、告別式13日となる。


火葬にもランク付けがあり、
上は22万台、一番下が7万台という。
女性と男性でも値段が違う。

初めて知る現実…。

この地域には公営の火葬場がなくて、
民営のものだそうだ。
公営とは「0が一つ違う」お値段だそう。

遺体にはエンバーミングという保全措置をするそうだ。
血液を抜いて防腐剤を注入し、
化粧なども施してくれるとのこと。費用は大体15万。

10日に改めて詳しく打ち合わせをすると決まった。

総額について尋ねると、
ランク付けのされた表を見せてくれた。

最高が500万円台で、最低が125万。

それに火葬費用、会場使用料16万が、
加算されると最低でも150万程度になる。

年金暮らしの伯母さんの生活は大丈夫だろうか?

私たちも手話通訳者の方も心配になって、
「伯母さん、大丈夫?」と聞くのだが、
伯母さんは大丈夫払えるという。

葬儀社の人が言うには、
無宗教の式なので、省略できるものも、
色々考えられるそうだ。

そうすると少しは安くできるだろう、
とのことだったのだが…。

とりあえず、
当座するべきことを終えたので、
伯母さんに笑顔でお礼を言われ、帰途につき、
何とかその日のうちに帰宅できたのだけれど…。

何か割り切れない気持ちが残る。


最近はあまりお金をかけない葬儀がある、
という話も聞くので、
もっと何とかならなかっただろうかと思う。

手話通訳者の女性二人も、
「高かったですね!」と驚いていた。

ネットで調べてみたら、首都圏でも、
葬儀、通夜込みで50万ほどのところもある。
火葬式だけなら、20万以内で済む方法も。

訃報を聞いた時には、調べる余裕もないし、
病院到着後は、搬送を急がなければならず、
勝手のわからない地域のことでもあり、
どう選ぶべきかわからなかった。

だから、伯母さんの「近くの斎場がいい」
という希望で決めたのだが…。

もう少し何とかならなかっただろうか。

聾唖の障害はどうしても情報に疎くなる、
と通訳者の方が言っていた。

おばさんは「少しでも安く」、
という意思表示はしてないから、
私たちの取り越し苦労かもしれないけれど…。



(第二回打ち合わせ~葬儀)へ続く



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