お隣さんはヒトラー?

1960年のコロンビアを舞台に、アドルフ・ヒトラーの

南米逃亡説を題材に描くヒューマンドラマです。

 

もしもヒトラーが生存していたらという仮説を基に、

ホロコーストを生き延びた男性とヒトラーとおぼしき男性が

隣人同士として過ごす様子を映し出す。



予告編を見て、面白そうと楽しみにしていました。

期待値を上げると、やっぱり良くないですね。
 

ただ、題材としては、間違いなく興味深いです。

そんなことが分かったらと想像するだけで、そそられます。

 

てことは、もう少し脚本を練れば、

面白くなる可能性は十分にありそうです。

まぁ、そんな簡単な話ではないのかもしれませんけどね。
 

さて、極悪非道の所業を繰り広げながらも、その後、

姿をくらました輩は、歴史を紐解けば、それなりにいます。

 

なんて奴らなのでしょうね。

往生際が悪いというか、情け無いというか。

 

人の命を何とも思わない奴ほど、自分の命は大事なのでしょうか。

見苦しいですね。

 

悪いことをしたなら、ちゃんとそれなりの報いを受けるべきです。

因果応報ってやつです!



1960年、コロンビア。ホロコーストで家族を失い、

町はずれの一軒家で孤独な日々を送る老人ポルスキー。

 

ある日、隣家にドイツ人のヘルツォークが引っ越してくる。

しかし、ポルスキーは隣人の顔に見覚えがあった。

なんと、戦前のチェス大会で出会ったヒトラーにそっくりだったのだ。

 

折しも、アルゼンチンで逃亡生活をしていたアドルフ・アイヒマンが

捕まったというニュースが話題になったばかり。

 

死んだはずのヒトラーが生きていたと確信するも、

誰にも信じてもらえないポルスキー。

そこで自ら証拠を集めようと隣人に近づいていくのだったが・・・。
こんなお話です。


出演は、デヴィッド・ヘイマン、ウド・キア、

オリヴィア・シルハヴィ、キネレト・ペレド等。


キャストについて、一言だけ申し上げたい。

隣人に越してきた人が、ヒトラーにそっくりということで騒動が

始まるのですが、俺は、一度も似ているとは思いませんでした。

 

逃亡の身という設定なので、特徴的な鼻髭は無いのは当たり前だけど、

もっとヒトラー似の俳優さんを起用した方が良かったと思いました。


MY評価: ☆3 (☆5で満点)