東京カウボーイ

『止められるか、俺たちを』シリーズなどの井浦新主演のドラマです。

ある会社がアメリカに所有する牧場の経営を立て直すため、

モンタナ州にやってきた日本人サラリーマンが、

人々との交流を通じて人生を見つめ直す。



グローバル時代を象徴するような作品でしたね。

映画は、世相を反映するものですからね。
 

独特な空気が流れています。

一つは、アメリカ・モンタナ州の大自然が醸す、ちょっと神秘的なものです。

あんな雄大な風景は、日本ではなかなかお目にかかれません。

 

あと、日本人と外国人の奇妙な融和です。

流暢な英語でコミュニケーションが取れているわけではありません。

普通、英語が話せないと日本人は臆するものです。

 

だけど、お互いに意思疎通ができていて、縮こまる風でもない。

映画の世界ではあるけれど、見慣れない光景がちょっと印象的でした。
 

そして、人生観の変化です。

人間はそれぞれに価値観を持っています。

それはなかなか変わるものではありません。

 

大きなアクシデントや病気などが起きた時に、人生を見つめ返す中で、

価値観や人生観が変わることがあります。

 

それって、悪いことではありません。

別に、人生観の変化のススメをしたいわけでもありませんが、

より良いと思った方に、切り替えるのって、とてもいいことだと思います。

 

人間は、大事なことを守り抜く頑固さと、

より良いことを選ぶ柔軟さの両面があった方がいいですよね。

まぁ、俺自身への自問自答でもあるのですけどね笑


 

東京でブランドマネージャーとして働くヒデキは、上司でもある

婚約者ケイコと新居を探す一方で、経営不振に陥ったモンタナ州の

牧場で和牛を飼育して収益改善を図る計画を立ち上げる。

 

ヒデキは神戸牛づくりの名人であるワダをアドバイザーに迎えて

現地入りするが、初日からワダがトラブルに見舞われ、

説明会や現地視察をヒデキ1人で行うことに。

 

いつものスーツ姿で事業計画をプレゼンするヒデキだったが、

祖父の代から牧場を運営するペグから見込みの甘さを指摘されてしまう。

 

牧場の従業員ハビエルやその家族との交流をきっかけに

スーツを脱ぎ捨てたヒデキは、文化の違いを越えて土地や仕事を

理解することの大切さを学んでいく・・・。
こんなお話です。


出演は、井浦新、ゴヤ・ロブレス、藤谷文子、

ロビン・ワイガート、國村隼等。


主演の井浦新さんが、カウボーイというキャスティングが、

ちょっと面白かったです。

違和感の面白さだったのですが、役を自分のものにされていましたね。
 

主人公の上司で彼女役を演じたのが、藤谷文子さんです。

日本語の話し方が独特な女優さんです。

そしたら、何と、ハリウッドスターのスティーヴン・セガールの娘さんでした。

知らなかったですが、知った途端に妙に親近感が湧いてきました!笑


MY評価: ☆4 (☆5で満点)