三日月とネコ

「第1回anan猫マンガ大賞」の大賞を受賞したウオズミアミの

コミックを原作に、熊本地震をきっかけに始まった男女3人とネコの

共同生活を描いたドラマです。

 

40代の書店員の女性が、年齢も職業も異なる2人と

1匹のネコとの暮らしに心のよりどころを見いだす。



熊本県を故郷に持つ私エロマン星人としては、

見ないわけにはいかない作品です。

 

別に義務感で見るわけではありません。

熊本県人として、ただ見たいというシンプルな理由です。
 

熊本地震が起きて、早8年が経ちました。

もうそんな昔の出来事なのですね。

 

熊本に帰省しても、見た目には地震の爪痕はほとんど見られなくなりました。

熊本のシンボル・熊本城も少しずつ改修が進み、

本丸の天守閣は元の姿に戻りました。

 

元通りになるのに、何十年、何百年かかるか分からないと

言われていただけに、日本の匠の皆さんの実力は流石です。
 

そんな熊本地震をキッカケに、自分の生き方を見つめ直すという物語です。

地震という命に関わる出来事が起きると、ある意味、

冷静に考えることが出来るというのは、何となく分かる。

 

逆に言うと、そういう窮地に追い込まれないと、

現状を変えようという勇気は湧いてこない人が多いのかもしれません。
 

本編を見て、人それぞれだけど、新しい生き方をみんなが探して、

一歩を踏み出そうとしている姿に感動しました。

そんなものなのかもしれませんね。



40代の書店員・戸馳灯、30代の精神科医・三角鹿乃子、

20代のアパレルショップ店員・波多浦仁。

 

熊本地震をきっかけに出会った彼らは、

家族でも恋人でもなく年齢も職業も境遇もそれぞれ異なるが、

愛猫ミカヅキを囲んで仲良く共同生活を送っている。

 

いつも一緒に食卓を囲み、時には悩みながらも

優しく寄り添ってきた3人の生活は、

灯が編集者の長浜一生と出会ったことで次第に変化していく。

 

鹿乃子と仁も、小説家の網田すみ江や牛丸つぐみとの

新たな交流を通して自分自身を見つめ直していく・・・。
こんなお話です。


出演は、安達祐実、倉科カナ、渡邊圭祐、山中崇、

石川瑠華、柾木玲弥、日高七海、小島藤子、

川上麻衣子、小林聡美等。


まずは、安達祐実さん。

何か、悩みを表現するのがとてもお上手だなと思いました。

幾つになっても可愛らしいのも印象的です。
 

熊本出身女優の倉科カナさんもメインキャストに名を連ねています。

出来れば、熊本弁を話して欲しかったです!


MY評価: ☆4 (☆5で満点)