FARANG/ファラン

家族を理不尽にも奪われた男性の狂気を描く復讐劇です。

タイへと逃れたあるフランス人の格闘家が、

妻と娘の敵を討つために暴れ回る。



復讐というのは、もの凄いプラスアルファのチカラが出るものです。

人間はやっぱり、どんなことにせよ、モチベーションが原動力となります。
 

それにしても、ハードでした。

何度も目を覆いたくなりました。
 

何のことか分かりますか?

復讐による格闘と殺戮のシーンのことです。
 

いや、実は、正直に言うと、R18+指定になっているのは知ってて見たので、

どんなエロいものが拝見できるのか、内心楽しみにしていました。
 

そしたら、エロいシーンは、一秒だけ、

しかもおっぱいすら見えませんでした。

 

いや、いいんですけどね、エロ映画を見に来たわけではないし、

俺が勝手に期待しただけだから。

こんな男らしくない、独りよがりな私エロマン星人です。
 

ところで、本作はフランス映画です。

だけど、撮影の舞台は、ほぼタイでした。

 

俺の大好きな国、タイ。

俺の第4の故郷、タイ。

そして、俺が永住してもいいと思えた唯一の国、タイ。

 

どうですか?

俺のタイ好きは伝わったでしょうか?
 

ムエタイや水上マーケットなど、

タイにまつわるものをたくさん取り入れてあります。

 

郷に入っては郷に従え、ではないですが、

撮影した国の特徴や文化を本編に組み込むことは、

とても良いと思います。
 

ちなみに、主人公が、タイの名門ホテルのデュシタニに勤めている設定でした。

しかし、犯罪の加担したようなストーリーで、

よくぞデュシタニホテルが了承したものだと思いました。

 

タイは、マイペンライの国ですからね。

気にしない!気にしない!

これが俺が大好きなタイの一面なのです!笑

 


地元の裏社会から逃れ、タイの美しいビーチへとたどり着いた

フランス人の格闘家サムは、現地で出会った妻のミアと

娘のダラとともに仲むつまじく暮らしていた。

 

ホテルのポーターとして働く一方で、家族のため、

そしていつか自分の店を持ちたいという夢のため、

ムエタイのファイターとして危険な賭け試合に出場するサム。

 

しかし、よそ者であり、すねに傷を持つ彼にとって、

成功を収めることはなかなか難しいことだった。

 

焦ったサムは同じフランス人の男ナロンからある仕事を引き受けるが、

そんなサムを思いがけない残酷な運命が待ち受けていた・・・。
こんなお話です。


出演は、ナシム・リエス、ロラン・ヌネ、オリヴィエ・グルメ、

チャナンティチャ・“タン=クワ”、ヴィタヤ・パンスリンガム、

サハジャック・ブーンタナキット等。


主人公のサムを演じたのは、ナシム・リエスです。

ムエタイも格闘も凄かったです。

決して人殺しタイプではありませんが、

結果としてたくさんの敵をやっつけました。

 

めっちゃ、カッコ良かったです。

特に、バンコクの敵ボスのアジトにあるエレベーター内での

格闘シーンは、いろんな意味でハード過ぎて、

見たことないくらいハードなものでした。

 

あのシーンは、映画史上に残るようなアクションシーンといっても

過言ではないでしょう。


MY評価: ☆4 (☆5で満点)