フューチャー・ウォーズ
地球の存亡を賭けたタイムトラベルを描くSFアドベンチャーです。
滅亡の危機にある未来から現代へとやって来たタイムトラベラーが
人類を救おうと奮闘する。
フランス/ベルギー映画です。
欧州発のSF作品は珍しい。
かなりコメディーに振ってはありますが、れっきとしたSFでした。
大きな社会問題をベースとしているのも欧州っぽいなと思いました。
エネルギー問題にはとても関心が高いだけに、未来からの使者という設定で、
現代の誤った判断を正そうとするアプローチも欧州らしいと思いました。
欧州っぽいとか、らしいとか言っていますが、
俺の個人的な欧州イメージなので、悪しからずご了承ください。
本作を見て、思いました。
過去を変えられたら、どんなことになるのか?
きっと、易きに流れるのでしょうね。
だって、ダメなら、後で変えられるからと。
でも実際には、過去を変えられたら、歴史の辻褄が合わなくなるわけで、
未来の前提が変わり、何も無かったことになりえるのです。
そんな都合のいいことだけ変えようなんて、うまい話は有り得ない。
ということで、過去は絶対に変えられません。
となると、やっぱり、全ての意思決定に全集中で、
責任を以て当たらねばなりません。
未来を、次の世代を、少しでも豊かに暮らせるように、
今をちゃんと生きる。
これが今、生きている人の責任なのだろうと思います!
あっ、すみません、まともな人間っぽいことを申してしまいました。
「どの口が言うのか?!」と叱られそうですね笑
2555年、地球は終焉の危機にひんしていた。
そんな中、人類を救うためにあるタイムトラベラーが立ち上がる。
世界を変えるきっかけとなった過去のある事件を阻止するために、
彼はその事件が起きた2022年へとタイムスリップ。
歴史を変える使命を負い、未来を変えようとする彼の前に、
歴史の改変を阻止しようとする時空警察が立ちはだかる・・・。
こんなお話です。
出演は、アルノー・デュクレ、フロラン・ドラン、エンヤ・バルー、
ラファエル・デクラック、スリマヌ=バティスト・ベルン、
オドレイ・ピロー、マチュー・ポッジ、ヴァンサン・ティレル、
アサ・シラ等。
フランス人のセンス・オブ・ヒューモアって、アメリカとは違い、
独特な面白さがあります。
アメリカンジョークには多少は馴染みがありますが、
フランスのには慣れていないから、そう感じるのでしょうね。
でも、面白かったです。
MY評価: ☆3 (☆5で満点)