水深ゼロメートルから

第44回四国地区高等学校演劇研究大会で最優秀賞の文部科学大臣賞を受賞した、

徳島市立高等学校演劇部による舞台劇を映画化した青春群像劇です。

 

特別補習としてプール掃除をする高校生たちが、

それぞれの抱える悩みや思いを交差させていく。



今どきの女子高生の悩みや価値観が、とてもリアルに描かれています。

俺が高校生の時と同じような悩みもあれば、

今っぽいなぁーと思うところもありました。
 

高校生は、一番多感な年頃です。

勉強、進路、友達付き合い、そして恋愛や身体の変化などなど、

身の回りで起きることが、その時だけのことだったり、

初めて経験することだったり、一人では解決できないことだったりと、

悩んでしまうことがどうしても多いのです。

 

でもね、おじさんは思います。

それが青春そのものだと。

 

青春というのは、決して楽しいことばかりではありません。

悩みや苦しさも含めて、かけがえのない経験がたくさん積めるのが青春です。
 

さて、撮影の舞台は、ほとんどが水の無い学校のプールです。

そこで、4人と女子高生と女教師が繰り広げる会話劇です。

 

なので。単調にならないように、いろんなアングルから撮影され、

編集されているので、そんなに飽きは出ませんでした。
 

ちなみに、女子高生たちは皆さん制服でしたが、

スカートの中のパンツが見えそうで見えないのが残念であり、

そりゃそうだよな、と思いながら見ていました。

 

もしパンツが見えたテイクがあったとしても、

当然そのテイクは採用されるはずがありません。

 

そんなことは分かっていながらも、

ドキドキしながら見ていた私エロマン星人でした笑


 

高校2年生のココロとミクは体育教師の山本から、

夏休みに特別補習としてプール掃除を指示される。

 

水の入っていないプールには、

隣の野球部グラウンドから飛んできた砂が積もっていた。

 

2人が嫌々ながらも掃除を始めると、同級生で水泳部のチヅルや、

水泳部を引退した3年生のユイも加わる。

 

学校生活や恋愛、メイクなど何気ない会話を交わすうちに、

彼女たちの悩みが溢れ出し、それぞれの思いが交差していく・・・。
こんなお話です。


出演は、濱尾咲綺、仲吉玲亜、清田みくり、花岡すみれ、

三浦理奈、さとうほなみ等。


女子高生役のキャストの皆さんは、それぞれが自然体な感じで、

良かったです。

全員から、それぞれの青春を感じることが出来ました。
 

有名俳優として、さとうほなみさんが出演されています。

彼女を見ると、名画「花腐し」をどうしても思い出してしまいます。

綾野剛さんと柄本佑さんとの絡みのシーン、

俺の脳裏にまだ焼き付いて離れません!笑


MY評価: ☆3 (☆5で満点)