キラー・ナマケモノ

ペットとして持ち込まれたナマケモノが大学の女子寮で惨劇を繰り広げる

パニックホラーです。

 

SNS好きの女子大学生が寮に連れてきたナマケモノが、

鋭い爪で学生たちを次々と襲い始める。



ニュータイプのホラー映画でしたね。

面白かったです。
 

ちなみに、演出としての怖さはありますが、常軌を逸しているので、

怖さをはるかに超えて、可笑しくなります。

 

人によっては、コメディーと言うかもしれません。

それほど、ありえない系です。
 

ただ、教訓もあります。

野生動物の扱いについてです。

 

世の中には、野生動物を密猟して、闇市場で取引している実態があります。

ワシントン条約にて厳しく管理、取り締まりが行われていますが、

抜け道を潜り抜ける輩は後を絶ちません。

 

この背景には、その野生動物を欲するユーザーがいるのも事実です。

でも、一番の被害者は、野生動物たちですよね。

 

自然の中で、もちろん天敵との闘いなど、試練の生活だとは思いますが、

それでも人間社会の中で、ペットとしてゲージの中で飼われるより、

絶対にマシに決まっています。

 

そして、野生動物は、どんな病気や感染源を持っているか、分かりません。

そんな意味でも、野生動物を飼うことのリスクは小さくありません。
 

本作を見た人は、例えフィクションの映画と分かっていても、

野生動物を飼うことへの抵抗感が心の中に植え付いたと思います。

 

ありえねーなんて笑いながら見られる作品ですが、

良い副次効果もありますので、野生動物に興味のある方は、

是非、是非、ご覧ください!

 


パナマのジャングルで捕獲されたナマケモノがアメリカに密輸入された。

地味な学生生活に焦りを感じていた女子大生エミリーは怪しげなペット業者に

勧められ、SNSで人気を獲得するべくナマケモノを飼うことに。

 

ペット業者を人知れず惨殺したナマケモノはエミリーに連れられ、

大学の女子寮へやって来る。

 

女子大生たちはナマケモノの愛くるしい姿に夢中になり、

たちまち人気者となったナマケモノは「アルファ」と名付けられて

寮のマスコット的存在となる。

 

おりしも寮は会長選挙戦の最中で、人気と権力のシンボルである

ティアラをめぐって女子大生たちがバトルを繰り広げるなか、

ナマケモノは鋭いカギ爪で1人また1人と彼女たちを血祭りにあげていく・・・。
こんなお話です。


出演は、リサ・アムバラヴァナー、シドニー・クレイヴン、

アンドリュー・ホートン、オリヴィア・ルワイア、

ビアンカ・ベックルズ=ローズ、ティフ・スティーヴンソン、

ステファン・カピチッチ等。


キャストの皆さん、元気があって良かったです。

多分、そんなに有名な俳優さんはいないと思いますが、

この尖りまくった作品に全力投球されている姿が印象的でした。

 

ちなみに、たくさんの若い女性が出演していますが、

俺のタイプは、主人公エミリーの親友で、ナマケモノを飼うことに唯一、

反対したマディソン役のオリヴィア・ルワイアです!笑


MY評価: ☆3 (☆5で満点)