ザ・エクスチェンジ

ロシアとウクライナの間で実際に行われた捕虜交換などを基にした

ミリタリーアクションです。

 

ロシアによる侵攻が行われた2014年のウクライナを舞台に、

謎の人物にとらわれた息子を取り返すために戦地に赴く医師を描く。



これまたすごい実話です。

戦地での捕虜交換はもちろん聞いたことがありますが、

それはお互いの捕虜を敵味方同士で交換するものです。

 

本作は、民間人の父親が、現地に赴いて、

身代金を払って息子を助け出そうとする話です。

実話だとしたら、ドラマティック過ぎますよね。
 

ロシアとウクライナの関係は、昔から悪かったのです。

それが、今ではロシア軍がウクライナ領地に侵攻し、

完全な戦争状態になりました。

 

早く停戦して欲しいですが、

まだまだ終息する気配はありません。
 

さて、本作のテーマは、親が自らの子を思う気持ちです。

離婚して、別居しても、親子関係であることは変わりません。

 

子供の命がかかった窮地に陥った時、

親はどこまで行動できるか?

 

はっきり言って、本作のように、戦争下で自ら敵陣まで乗り込むことは、

そうしたくても、させてもらえないのが現実です。

 

その意味では、ウクライナは、愛国心という絆で、

民間人と軍人の結びつきが強いのでしょうね。

 

そんな愛国心の強さが、強国ロシアの攻撃に、

ここまで耐え続けている原動力なのでしょうね。


 

2014年、キーウで外科医として働くオレクサンドルのもとに、

息子コスチャの携帯電話から着信が入る。

 

電話の発信者によると、コスチャは志願兵として軍に入隊したが、

「ゴースト」と名乗る元警官に捕えられてしまったという。

 

コスチャを解放するためには、3日後に戦場の最前線で

身代金を支払わなければならない。

 

息子を助けたい一心で精鋭部隊とともに戦場へ向かうことを

決意するオレクサンドルだったが、そんな彼の前に

ロシアの冷酷な大佐が立ちはだかる・・・。
こんなお話です。


出演は、ヴィチェスラフ・ドヴジェンコ、イゴール・コズロフ、

アンドリー・オレフィレンコ等。


ウクライナ映画です。

いまだ続くロシア侵攻の最中、どんな思いで製作され、

公開されたのでしょうね。

 

ウクライナの現地の人々は、この作品を見られたのでしょうか?

きっと映画をゆっくり鑑賞するような日常ではないのでしょうね。

 

ホントに早く戦争が終わって欲しいです。

そして、ウクライナの人たちの安心できる日々が

少しでも早く取り戻せるといいですね。


MY評価: ☆4 (☆5で満点)