ブルックリンでオペラを

ニューヨークを舞台に、幸せそうに見える夫婦に訪れた

驚きの出来事を描くヒューマンドラマです。

 

スランプに陥った現代オペラ作曲家の人生が、

ある女性との出会いをきっかけに大きく変化する。



面白かったです!

こんなありふれた言葉がまず出てきて申し訳ございませんが、

正直な第一声です。
 

ヒューマンなところと、ロマンティックなところと、

センス・オブ・ヒューモアなところが、

絶妙なハーモニーを奏でています。
 

そして、俺にとって一番面白かったのは、登場人物たち皆が皆、

全員が何かしら病んでいるのです。

しかも、皆、メンタルがやられているのです。

 

でも、これ、笑ってばかりはいられません。

ある意味、現代社会を象徴しているとも言えます。

 

悩みの無い人なんかいません。

それは昔も今もそうです。

 

でも、最近は、悩んだ末に、メンタルのバランスを崩して、

フツーに生きられない人がとても増えていると思います。

 

どんどん世知辛い世の中になっています。

社会の寛容さが無くなり、何でも一発レッドカードの時代です。

 

レールから外れた者は、そのまま置き去りにされます。

コンプライアンスという絶対善の印籠の前に、

少しのアイドリングも許されません。

 

何で、こんな世の中になってしまったのでしょうね。

話が映画からどんどん逸れているようですが、

俺は、こんな時代が生んだ映画だと思いました。
 

まぁ、そんなに堅苦しく考えずに、能天気に見て、笑って、

楽しんだ方がいいです。

是非劇場でご覧ください。
 



オペラの作曲家スティーブンは、妻で潔癖症の精神科医パトリシアと

ブルックリンに暮らしていた。

一見幸せそうな夫婦だったが、スティーブンは目下人生最大のスランプ中。

 

ある日、妻のアドバイスで愛犬の散歩に出たスティーブン。

立ち寄ったバーで、船長をしているという謎めいた女性カトリーナと出会い、

彼女のタグボートに誘われるのだったが・・・。
こんなお話です。


出演は、ピーター・ディンクレイジ、マリサ・トメイ、

ヨアンナ・クーリク、ブライアン・ダーシー・ジェームズ、

エヴァン・エリソン、ハーロウ・ジェーン、アン・ハサウェイ等。
 


主人公のオペラ作曲家を演じたのは、ピーター・ディンクレイジです。

アーティストとして、夫として、親として、

そして突然の出会いに苦悩する姿がとても印象的でした。

めっちゃ、演技派ですね。
 

そして、俺の注目は、やはり、アン・ハサウェイです。

いまだに完璧なプロポーションです。

一瞬だけ、脱衣シーンがあって、ドキドキさせていただきました。

 

彼女のように、見ていてドキッとする女優さん、そんなにはいません。

そう思うのは、俺だけかなぁー??笑


MY評価: ☆4 (☆5で満点)