ブリックレイヤー

ノア・ボイドの小説「脅迫」を実写化したアクションです。

元CIAエージェントのレンガ職人が、

CIAを陥れようとたくらむかつての同僚と戦う。



俺は昔からスパイ映画が大好きです。

特に、ハリウッドが作るCIAものには、興味をそそられる。

 

世界のパワーゲームは、情報戦とも言われます。

アメリカは、世界に張り巡らす諜報網で、優位な立場となっているのは、

周知の事実です。

 

しかも、ハリウッドが描く諜報機関のスパイは、もの凄く強い。

取っ組み合いも、銃撃戦と、ナイフ使いも、カーアクションも、

どんな闘いでも、人並み外れたパフォーマンスを発揮します。

 

これが、凡人の俺には、カッコ良すぎるのです。

スパイになりたいとは思いませんが、憧れではあります。

 

あっ、すみません、俺の個人的な話に脱線してしまいました。
 

本作は、元CIA諜報員が、過去の因縁によって、

再び最前線に復帰して、危険な任務に当たるというものです。

 

どんな敏腕スパイでも、しばらく現場を離れたら、

少しは身体や神経がなまりそうですが、本作の主人公は、

そのブランクを全く感じさせない暴れん坊でしたね。
 

見どころは、ど迫力のアクションです。

いろんな戦闘シーンがありますが、どれもめちゃめちゃ激しいものです。

 

悪く言うと、度が過ぎる演出かもしれません。

つまり、計算されて、作られた格闘にも見えるのです。

 

これは考え様なので、別に批判ではありません。
アクション好きな方は、是非ご自身の視点でお楽しみください。


 

ある日、ギリシャで反米を訴える女性記者が殺される事件が発生する。

それは、CIAの仕業に見せかけることで米政権の信用を

失墜させようとする何者かの陰謀だった。

 

事態を重くみたCIAは自ら捜査に乗り出し、

1年前に死亡したはずのCIA諜報員ヴィクター・ラデックを

容疑者として割り出す。

 

ラデックの身柄確保に手を焼く米政府は、ラデックのかつての同僚で、

犯人追跡に特異な才能を持つ元CIAエージェントのレンガ職人、

スティーヴ・ヴェイルに協力を要請するのだったが・・・。
こんなお話です。


出演は、アーロン・エッカート、ニーナ・ドブレフ、

クリフトン・コリンズ・Jr、ティム・ブレイク・ネルソン、

イルフェネシュ・ハデラ等。


主演のアーロン・エッカートは、御歳56才です。

そんな歳には思えないほど、キレッキレの派手なアクションでした。

中年太りとは無縁のスリムな体型だから繰り広げられるアクションでした。

 

一方で、速いスピードのアクションや、暗闇のシーンが多く、

上手い編集も加わって、「本当に彼本人のアクションなのか?」

と思える場面も多かったです。

 

それが、さっき言った、「計算されて、作られた」アクションという意味です。

でも、要所では本人と特定できるので、彼が相当頑張ったのは間違いないです。


MY評価: ☆4 (☆5で満点)