マッチング

マッチングアプリがもたらす恐怖を描いたサスペンススリラーです。

恋愛に消極的なウエディングプランナーが、

アプリでの出会いをきっかけに想像を絶する恐怖を味わう。



マッチングアプリ、大流行りです。

昔の出会い系サイトと何が違うのか良く分かりませんが、

とにかく今では老若男女問わず、多くの人が出会いを求めて登録しています。

 

本編冒頭のテロップで紹介がありましたが、

今ではマッチング市場は1,000億円を超えていて、いまだ拡大中だそうです。

それだけみんな出会いに飢えているということですね。
 

でもこんな映画を見ると、マッチングアプリの利用を躊躇する人も

少なからず出そうです。

 

確かに、ストーカーに出会うリスクは絶対的に排除出来ません。

さらに、顔写真やプロフィールなど、

出会いを確かなものにしようと思えば思うほど、

個人情報をさらすことになります。

 

それ自体、よくよく考えればもの凄く恐ろしいことです。

現代のネット時代、一部の個人情報から、

個人を特定することはそんなに難しいことではないのです。
 

あっ、すみません、映画の話というより、マッチングアプリ自体について、

ベラベラと私見を叫んでしまいました。
 

映画としては、面白かったです。

えげつない殺人現場の模様には、直視出来ませんでしたけどね。
 

あと、良く出来ているなぁーと思ったのは、

2段ロケットが用意されていたことです。

 

連続殺人事件が一件落着したと思いきや、

それで終わりではなかったのです。

 

思わず、「えっ!」と思ってしまいました。

よくよく考えたら、いろんな伏線が敷いてあるので、後で合点がいきました。

よく出来た脚本だったと思います。

 

 

ウェディングプランナーとして多くのカップルの幸せを

サポートしてきた唯島輪花だったが、自身の恋愛には奥手で、

なかなか一歩を踏み出せずにいた。

 

そんな自分を変えようと、同僚に勧められたマッチングアプリに

登録した輪花。

 

やがてマッチングした男性・吐夢とのデートに臨むも、

プロフィールの印象とはまるで別人で、

その後も執拗にメッセージを送りつけてくる吐夢に恐怖を感じ始める。

 

そこで輪花は、マッチングアプリ運営会社のプログラマー影山に

助けを求めるのだったが・・・。
こんなお話です。


出演は、土屋太鳳、佐久間大介、金子ノブアキ、真飛聖、後藤剛範、

片山萌美、片岡礼子、杉本哲太、斉藤由貴等。


主人公を演じた土屋太鳳さん、結婚・出産を経て、

久しぶりの映画主演だったでしょうか。

 

おかえりなさい!と同時に、

復帰早々にいきなりこんなハードな作品、大変お疲れ様でした。
 

太鳳さんには、やっぱり華がありますね。

これからも育児と女優の両立、頑張ってください!
 

主人公がマッチングアプリで出会ったストーカー・トム役を演じたのが、

佐久間大介くんです。

Snow Manのメンバーらしいのですが、詳しくなくて申し訳ございません!

ストーカーが実に板に付いていたと思います!
 

あと、出演時間は短かったのですが、鍵を握る謎の女性

(ネタバレになるので敢えてこう呼びます)を演じたのが、

斉藤由貴さんです。

 

彼女の怪演ぶりが見事だったと同時に、ちょっと怖かったです!

きっと、リアルに3度の不倫経験が週刊誌で明らかにされているので、

どうしてもそういう目で見てしまいます。

 

引き受けるか悩んだと思うのですが、魔性の女を映画でも演じてくれて、

ありがとうございました!


MY評価: ☆4 (☆5で満点)