ネクスト・ゴール・ウィンズ

『ネクスト・ゴール! 世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦』

としてドキュメンタリー化もされた実話を基に描くヒューマンドラマです。

 

長い間公式戦未勝利だったアメリカ領サモアのサッカー代表チームが、

FIFAワールドカップ・ブラジル大会予選で、新任コーチと共に初勝利を目指す。



めちゃめちゃ面白かったです!

たくさん笑って、たくさん泣きました!

 

こんな実話、信じられません。

スポーツの世界というのは、奇跡が起きるものです。

だから楽しいんです。
 

サッカーは、まぐれが起きにくいスポーツと言われています。

例えば、同じチームスポーツの野球だと、凄いピッチャーが一人いれば、

番狂せがあり得ます。

 

勝って当たり前みたいな状況に追い込まれると、妙なプレッシャーがかかり、

ズルズル負けパターンに陥ることもあります。
 

だけど、サッカーだと、選手の好不調が出にくいですし、

ド下手の弱小チームが、勝つことは理論上、難しいです。

 

唯一、可能性があるのは、マインドコントロールです。

人間、精神が全集中すると、信じられないチカラを発揮する時があります。

その状態を作るのが監督の仕事です。
 

本作の主人公は、タイプ的には反対で、

選手のモチベーションを下げるのが得意な口下手な監督です。

感情に任せて怒りを爆発させる昔ながらのタイプです。

 

でも、こんな怒りん坊の人間が、弱さを見せて、自分をさらけ出した時に、

選手は見違えるようなプレーをする可能性が出るのです。

不思議なものですが、人間というのは、そういう生き物ですよね。



2001年、ワールドカップの予選史上最悪の大敗を喫して以来、

1ゴールも決められていないアメリカ領サモア代表。

 

この世界最弱チームが次の予選に向けて外国人監督の起用を決断する。

やって来たのは破天荒な性格でアメリカを追われた鬼コーチ、

トーマス・ロンゲン。

 

さっそく熱血指導でチームの再建に乗り出すロンゲンだったが・・・。
こんなお話です。


出演は、マイケル・ファスベンダー、オスカー・ナイトリー、

デヴィッド・フェイン、ビューラ・コアレ、レイ・ファレパパランギ、

セム・フィリッポ、ウリ・ラトゥケフ、レイチェル・ハウス、

カイマナ、ウィル・アーネット、リス・ダービー、

タイカ・ワイティティ、エリザベス・モス等。
 


主演のマイケル・ファスベンダーは、本当に素晴らしい演技でした。

彼は主人公にハマり役だったと思います。

特に、怒りの感情表現が秀逸でした!
 

感動しやすくてすぐ泣いてしまう私エロマン星人ですが、

最近、泣ける映画が減っているなぁーと感じていました。
本作は、久しぶりに大泣きさせていただきました。

ありがとうございました!!笑


MY評価: ☆5 (☆5で満点)