レディ加賀
石川県の加賀温泉を盛り上げるために旅館の女将たちが結成した
プロジェクト「レディー・カガ」を題材に描く人間ドラマです。
タップダンサーの夢破れて実家で女将修行を始めた主人公が、
地元を盛り上げるためにタップダンスのイベントを行う。
超が付くほどのベタな映画です。
だけど、泣けます。
最後の方は、ずっと涙が止まりませんでした。
きっと、ベタ過ぎだけど、泣ける脚本・シナリオであることが原因です。
それに加えて、正月の能登地震のことが、どうしても頭の中で
オーバーラップしてしまうことも頭と心の中で影響があったと思います。
日本の伝統を守りたい。
温泉宿の女将なんて、今どきの若者からしたら、
苦労してまでなりたくない職業かもしれませんが、
日本独自のおもてなし文化の体現者の代表だと思います。
その思いや気遣いに、お客はお金を払うのです。
さらに、本作は、女将×タップダンスという組み合わせの
ケミストリーが見どころです。
着物を着て、タップダンスを踊る。
めっちゃカッコ良かったです。
日本の伝統や文化を守り、継承していくことの大事さ。
一方で、失敗を恐れずに新しいことにチャレンジして、
価値を付加していこうとするマインド。
この両方が重要ですね!
加賀温泉にある老舗旅館「ひぐち」の一人娘・樋口由香。
小学校の時に見たタップダンスに魅了された由香は、
タップダンサーを目指して上京したものの夢破れ、
実家に戻って女将修行をスタートさせる。
その不器用さから、由香の女将修行は苦戦するものの、
持ち前の明るさとガッツで奮闘する毎日を送っていた。
そんな中、加賀温泉を盛り上げるためのプロジェクトが発足する。
由香は新米女将たちを集め、大好きなタップダンスのイベントを
開催することになるのだが・・・。
こんなお話です。
出演は、小芝風花、松田るか、青木瞭、中村静香、八木アリサ、
奈月セナ、小野木里奈、水島麻理奈、佐藤藍子、篠井英介、
森崎ウィン、檀れい等。
主演は、小芝風花さん。
何か、ザ・女優っぽくないところが、とても魅力的だと思いました。
こんな言われ方して嬉しいはずもありませんが、もちろんいい意味です。
現実社会にいそうで、等身大なイメージで、
それでいてものすごくバイタリティを感じます。
泣けた理由、それも間違いなく影響がありました。
泣かせてくれて、ありがとうございました!!笑
MY評価: ☆5 (☆5で満点)