瞳をとじて

『ポルトガル、ここに誕生す ギマランイス歴史地区』などの

ビクトル・エリセがメガホンを取り、第76回カンヌ国際映画祭で

上映されたドラマです。

 

映画の撮影中に人気俳優が失踪した事件の検証番組に出演した映画監督が、

親友だった俳優との青春時代などを振り返っていく。



最初は、何がどうなっているのかさっぱり分からず、

途方に暮れたものでした。

 

途中からあれこれ考えずに、ただ眺めていたら、ようやく理解しました。

あまりディテールを考え過ぎてもダメですね。


さて、スペイン映画です。

全体として暗い空気が覆っています。
 

饒舌な会話はずっと繰り広げられるものの、陰鬱な雰囲気と、

何が起こっているのか今一つ不明なので、前半は眠気との闘いでした笑
 

後半に入り、行方不明の男らしき人が見つかってからは、

グッと引き込まれました。

 

ということで、前半は要らなかったのではないか?

とも思いました。

 

というのも、予告編とエンドロールを含めてですが、3時間の長尺は、

見ている人の集中力とお尻の限界を超える時間設定です。

 

前半が無ければ、コンパクトな作品にちょうど仕上がっていたでしょう。

お尻は大事ですからね!笑



映画監督ミゲルがメガホンをとる映画「別れのまなざし」の撮影中に、

主演俳優フリオ・アレナスが突然の失踪を遂げた。

 

それから22年が過ぎたある日、ミゲルのもとに、

かつての人気俳優失踪事件の謎を追うテレビ番組から出演依頼が舞い込む。

 

取材への協力を決めたミゲルは、親友でもあったフリオと過ごした

青春時代や自らの半生を追想していく。

 

そして番組終了後、フリオに似た男が海辺の施設にいるとの

情報が寄せられ・・・。
こんなお話です。
 


出演は、マノロ・ソロ、ホセ・コロナド、アナ・トレント、

ペトラ・マルティネス、マリア・レオン、マリオ・パルド、

エレナ・ミケル、アントニオ・デチェント、ベネシア・フランコ、

ホセ・マリア・ポウ、ソレダ・ビジャミル、フアン・マルガージョ等。


スペイン人と男性って、歳をとってもカッコいいです。

味というか、渋さが出て、所謂、円熟味がいい感じに出ます。

俳優さんだからですかね??


MY評価: ☆3 (☆5で満点)