梟 -フクロウ-
朝鮮王朝時代の史実を題材にしたサスペンススリラーです。
宮廷で王子が不可解な死を遂げる事件が起こり、
王子の死を知った盲目のはり医が死の真相を暴こうと奔走する。
これは本当に実話なのでしょうか?
あまりにドラマティック過ぎましたね。
でも、よくよく考えれば、昔の政略としては十分に有り得る話でした。
それにしても、盲目の目撃者が、犯人の特定をどうやって証明するか、
なかなか見応えがありました。
やっぱり、いつの時代でも、犯罪を確定させるには、証拠が必要です。
昔の冤罪は、この証拠主義を逆手に取って、
わざと嘘の証拠を作ったといいます。
もう、完全に化かし合いですね。
あと、東洋では、歴史的に「鍼」が有力な治療法でした。
今でも、まだ無くならずに残っています。
ちなみに、俺は、一度だけ鍼治療をしたことがあります。
身体に鍼を刺すなんて絶対に嫌だと思っていたのですが、
腰痛がひどくて日常生活にも支障が出るようになったので、
ゴッドハンドの異名を持つ鍼師のところへ行きました。
鍼を刺されるたびに、チクっとした痛みはあるのですが、
すぐに慣れます。
しばらくして鍼を抜いたら、痛みがちょっと楽になった気がしました。
でも当然ながら完治には至らず、それ以来は行っていません。
ということで、治療という意味での鍼自体への信用は無くはないです。
あっ、すみません、私的な鍼治療の話、全然面白くありませんでした笑
盲目の天才鍼医ギョンスは病の弟を救うため、
誰にも言えない秘密を抱えながら宮廷で働いている。
ある夜、ギョンスは王の子の死を“目撃”してしまったことで、
おぞましい真実に直面する事態に。
追われる身となった彼は、朝日が昇るまでという限られた時間のなか、
謎を暴くため闇を駆けるが・・・。
こんなお話です。
出演は、リュ・ジュンヨル、ユ・ヘジン、チェ・ムソン、
チョ・ソンハ、パク・ミョンフン、キム・ソンチョル、
アン・ウンジン、チョ・ユンソ等。
盲目の主人公を演じたのは、リュ・ジュンヨルです。
難しい役どころでしたが、上手く演じていたと思います。
王様役のユ・ヘジンが、実にムカつく振る舞いでした。
つまりは、演技がお上手ということですね。
MY評価: ☆4 (☆5で満点)