ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人

フランス国王ルイ15世の愛人であったデュ・バリー夫人こと

ジャンヌ・デュ・バリーの生涯に迫る歴史ドラマです。

 

18世紀のフランス・ベルサイユの宮廷を舞台に、庶民階級出身の女性が、

自身の才覚を発揮して権力の座へと上り詰めていく。



昔はいい時代です。

王様は、何やってもいいのです。

 

気に入った妾が出来たら、堂々と一緒に過ごせるのですから。

今の時代では考えられません。
 

一方で、昔は生きづらいところも多いです。

自由なんて全くありません。

 

それに比べたら、今は本当に自由です。

なんでも自分で選択が出来ます。

昔の人は、今の世を見たら、どう思うのでしょうね?
 

それにしても、18世紀のフランス王家は、

伝統と格式へのこだわりがすごいです。

ルールが多くて、従者は覚えるのが大変だったでしょう。
 

あと、衣装も毎回、着替えるのが大変です。

いつもあのような格好をしなければならない貴族の皆さんは、

毎日が結婚式の花嫁・花婿ですね。

 

それを現代で再現するのも一苦労だったでしょう。

衣装のスタッフの方、大変お疲れ様でした!


貧しいお針子の私生児として生まれたジャンヌは、

類まれな美貌と知性で貴族の男たちを虜にし、

社交界で注目を集めるように。

 

ついにベルサイユ宮殿に足を踏み入れた彼女は、

国王ルイ15世とまたたく間に恋に落ちる。

 

生きる活力を失っていた国王の希望の光となり、

彼の公妾の座に就いたジャンヌ。

 

しかし労働者階級の庶民が国王の愛人となるのはタブーであり、

さらに堅苦しいマナーやルールを平然と無視するジャンヌは

宮廷内で嫌われ者となってしまう。

 

王太子妃マリー・アントワネットも、

そんな彼女を疎ましく思っていた・・・。
こんなお話です。


出演は、マイウェン、ジョニー・デップ、

バンジャマン・ラヴェルネ、ピエール・リシャール、

メルヴィル・プポー、パスカル・グレゴリー等。

主人公のジャンヌ役を演じたのは、マイウェンです。

従来のやり方を無視して、奔放に生きる姿に国王も惹かれたのでしょう。

 

ただ、国王の寵愛を受ける妾としては、もっと適任がいたように思います。

王様が惚れるくらいの絶世の美女です。

あっ、すみません、彼女がダメというわけではないのですが。。苦笑
 

ルイ15世役を演じたのが、ジョニー・デップです。

王様の貫禄十分でしたね。

 

国王らしく、ふっくらした体型は、本作のために作ったのでしょうか。

そうだとしたら、流石のプロ魂です!


MY評価: ☆4 (☆5で満点)