カラオケ行こ!

ドラマ「夢中さ、きみに。」やアニメ「女の園の星」の原作などで

知られる和山やまの漫画を実写映画化したものです。

 

とある事情から歌がうまくなりたいヤクザと、

彼の歌の指導をすることになってしまった中学生の交流を描く。


漫画が原作なだけあって、アリエナイような設定です。

真面目な中学生とヤクザの取り合わせって、

俺が美女と付き合うくらい可能性はゼロです笑
 

だけど、何か、心に沁みました。

よく分からないけど、ジーンと来たのは事実です。
 

歌って、やっぱり、思いを伝えることが出来ます。

改めてそう思いました。

 

うまいか、下手かは、関係ありません。

真剣に思いを込めて歌えば、相手に伝わるものです。
 

あと、グッと来た一番の要因は、キャストかもしれません。

ヤクザ役の綾野剛さんと、中学校の合唱部の部長役の齋藤潤君です。

 

見るからに、意外な取り合わせです。

特に、齋藤潤君は、真面目を絵に描いたようなビジュアルです。

 

この二人が、全く噛み合わない状態から、少しずつ距離を縮め、

お互いを理解して、心を通わせる姿に感動したのです。

 

不器用な二人だからこそ、通じ合う感じが、

ちょっと初々しくもありました。

 

新年から、いい作品に巡り会えましたね。

ありがとうございました!


合唱部で部長を務める真面目だけど毒舌な中学3年生の岡聡実。

変声期に悩んでいた彼はある日、どうしても歌が上手くなりたいヤクザの

成田狂児に突然カラオケに誘われ、歌のレッスンを頼まれてしまう。

 

狂児は、組長主催のカラオケ大会で最下位になると、

恐ろしい罰ゲームが待っているというのだった。

 

こうして嫌々ながらも狂児のカラオケに付き合い、

歌唱指導を行うハメになる聡実だったが・・・。
こんなお話です。


出演は、綾野剛、齋藤潤、芳根京子、橋本じゅん、やべきょうすけ、

吉永秀平、チャンス大城、RED RICE、八木美樹、後聖人、井澤徹、

岡部ひろき、米村亮太朗、坂井真紀、宮崎吐夢、ヒコロヒー、

加藤雅也、北村一輝等。

主演の二人については、先程、触れました。

どんな役でもこなす綾野剛さんですが、本作のような、

見た目は悪役、中身はいい人、が良く似合いますね。
 

最後に、チョイ役で出演されていた、

加藤雅也さんとヒコロヒーさんの夫婦役が、めっちゃ面白かったです。

このクラスを、この役で使うのが見事でした!


MY評価: ☆4 (☆5で満点)