笑いのカイブツ

構成作家のツチヤタカユキが自身の半生を題材にした小説

「笑いのカイブツ」を実写化したドラマです。

 

ハガキ職人としてテレビやラジオの番組に投稿を続けてきた青年が、

憧れの芸人に誘われて上京する。



人間らしい主人公でしたね。

人間は完璧な人なんていません。

それぞれ、何らか苦手や不得手なものは誰でもあります。

 

ここで問題です。

どっちの人間が偉いでしょうか?
 

1.突出したものは無いが、バランスは取れている人間

2.一芸に秀でている才能はあるが、抜けているところがたくさんある人間
 

さて、どっち?
 

答えは、どっちも偉いです。

クソみたいな質問、すみません!笑
 

でもね、俺は思うのです。

何かが欠けていても、それは人間らしさだって。

人様に迷惑さえかけなければ、何の問題もありません。

 

主人公は、人間関係が不得意ですが、お笑いを生み出す才能がある。

あとそれよりも凄いと思ったのは、お笑いにかける執念です。

あそこまで何かに打ち込める人って、そうそういないです。

 

「継続は力なり」と言いますが、継続することが難しいから、

そんな諺が生まれたのです。

だから、俺は、主人公は、素晴らしい才能に恵まれた人間だと思うのです。
 

俺も、実は、人間関係はそんなに得意ではありません。

表面上は、取り繕いますが、真の人間関係を作るのが苦手です。

だから、主人公の気持ちが、ちょっと分かります。

 

でもね、いいんです。

自分らしく生きれば。

 

誰かから認められるために生きるわけではない。

自分かやりたいことをやれる人生が楽しい。

そんな割り切りもたまに必要ですね。


不器用で人間関係も不得意なツチヤタカユキは、

テレビの大喜利番組にネタを投稿することを生きがいにしていた。

 

毎日気が狂うほどにネタを考え続けて6年が経った頃、

ついに実力を認められてお笑い劇場の作家見習いになるが、

笑いを追求するあまり非常識な行動をとるツチヤは

周囲に理解されず淘汰されてしまう。

 

失望する彼を救ったのは、ある芸人のラジオ番組だった。

番組にネタを投稿する「ハガキ職人」として注目を集めるようになった

ツチヤは、憧れの芸人から声を掛けられ上京することになるが・・・。
こんなお話です。


出演は、岡山天音、片岡礼子、松本穂香、前原滉、

板橋駿谷、淡梨、前田旺志郎、管勇毅、松角洋平、

菅田将暉、仲野太賀等。

主演の岡山天音さん、良かったですねー。

元々、演技には定評がありましたが、どちらかというと脇役タイプでした。

本作で主役を務められる実力があることを証明しました。

今後のご活躍が楽しみです。
 

対照的に、主役が多い菅田将暉さんですが、

今回は主人公を盛り立てる脇役に回りました。

でもやっぱりオーラがありますね。

でも主人公を邪魔することなく、それでいて存在感を

発揮していたところが素晴らしかったです!


MY評価: ☆4 (☆5で満点)