隣人X 疑惑の彼女

第14回小説現代長編新人賞を受賞したパリュスあや子の小説「隣人X」を

実写映画化したものです。

 

紛争で故郷を追われた“惑星難民X”があふれた世界を舞台に、

人間の姿をして社会に紛れ込んだその存在に翻弄される人々の姿を描く。



事前に見た映画サイトでの簡単な作品紹介を読んで、

てっきりSF的な映画かと思っていました。

 

見たところ、確かにその筋はあるものの、

実態としては、ほとんど臭わない。

SFというより、妄想系ドラマと言った方が近いかもしれません。
 

まぁ、それがどっちでもいいんですが、そのSF的・妄想的な要素が、

妙に可笑しかったです。

いい意味で。
 

それにしても、惑星難民というネーミングが、

ちょっと新しく感じました。

 

さらに、人間の姿をコピーする能力があるくらい凄いのに、

難民となって日本にやってきたというギャップも面白い。

新感覚系ですね笑


故郷の星を追われた惑星難民Xが、すでに日本にも入り込んで日常生活を

送っているとの疑惑が高まり、人々の間に不安と動揺が広がっていた。

 

そんな中、Xに関するスクープを狙う週刊誌記者の笹は、

X疑惑のある女性・良子の正体を暴くべく、

身分を隠して彼女に近づいていく。

 

順調に距離を縮めていったものの、

いつしか良子に対して本物の恋心を抱いてしまう笹だったが・・・。
こんなお話です。


出演は、上野樹里、林遣都、ファン・ペイチャ、野村周平、

川瀬陽太、嶋田久作、原日出子、バカリズム、酒向芳等。

主演の上野樹里さん、大好きな女優さんです。

結婚して以降、映画やドラマの出演頻度は減った印象ですが、

それが充電的な役割を果たしている感じもあって、

一つ一つの役にしっかりと向き合っていらっしゃる感じがします。

あと、ちょっと影のある役が似合うようにやられた印象です。
 

共演の林遣都くんも良かったです。

不器用な慌てん坊の役を好演していましたね。

上野樹里さんとキス出来て、羨ましかったです!笑


MY評価: ☆4 (☆5で満点)