車軸

女子大学生とゲイの男性、ホストの男性の愛を描いた小佐野彈の小説を、

『最後の命』『パーフェクト・レボリューション』などの松本准平監督が

映画化した青春群像劇です。

 

新宿・歌舞伎町を舞台に、裕福な女子大学生とゲイの男性が、

ホストの男性を介して関係を深めようとする。

 


第一印象は、ちょっと古臭い感じがしました。

そう思った理由として、まずは、映像の画角が、

4:3で撮影されている点です。

その意図を考えながら見ていたのですが、

俺クラスの人間では理解できませんでした笑
 

あともう一つが、照明です。

きっちりと照明を作って撮影されていないので、

全体として暗くて、ぼんやりした印象の映像です。

 

この2つの要素が大きくて、喩えるなら、昭和感を覚えた次第です。
 

一方で、時代は、コロナ禍の真っ只中です。

みんなマスクを着けているし、お店の仕様も完全にコロナ禍です。

なので、昭和ではありません。
 

あと、テーマが超今どきです。

まずは、最近社会問題になっている女性によるホストクラブ破産です。

推しのホストへ貢いで、払えずに掛けで支払い、

挙げ句の果てには風俗や路上での客引きに走る女性が後を絶たないそうです。

 

もう一つの現代のテーマが、性のダイバーシティです。

ゲイは今や一般的です。

本作ではそれに加えて、3Pもあります。
 

ところで、ちょっと話がズレますが、3Pって、

どう想像しても恥ずかしいですよね。

 

3人で絡むには限度があるわけで、誰か一人が見物客になる時間が

きっと少しはあると思われるので、その時間って、見る側も、

見られる側もどっちも恥ずかしいですよね?

 

でも、ちょっとだけ興味はあります。

きっと、「一度経験したら、二度といいや」になりそうですが、

折角のたった一度の人生だから、一回は経験してみたいものです笑
 

すみません、完全に私エロマン星人の個人的な願望の話になってしまいました。

お恥ずかしい限りです。。
 

最後に、もう一つだけ、言いたいことがあります。

このタイトルの意味です。

 

主人公の一人の女性の真奈美が、ゲイの友達である潤さんに対して、

「あなたが車輪、私が車軸」と言っていました。

 

そこまで言ってくれたのに、その意味が今一つ解せませんでした。

直訳すれば、「潤さんが回る(=生きる?)ために、私が必要」ということなのか?
 

でも、そもそも真奈美は、潤さんが好きなのか?
そうなの?
という感じなのです。


俺の恋愛センサーが壊れているから分からないだけなのでしょうか?
ということで、ある意味で消化不良のまま帰路についた私エロマン星人でした。。
 

ちなみに、俺の大好きなR-18+指定です。

良い子のみんなは見ちゃダメですよ!笑
いけないおじさんとおねえさんは、是非エロいシーンを見てください!笑笑


裕福な家庭に育ちながらも自身の境遇に不満を抱く大学生の真奈美は、

資産家でゲイの潤に連れられて訪れた歌舞伎町のホストクラブで

ホストの聖也に出会う。

 

同じ渇望を抱えている事を知った真奈美と潤はひかれあっていくが、

潤からお気に入りのホスト・聖也を「共有」することを提案される。

その提案を受け入れ、聖也を通じて潤とつながることを試みた真奈美。

 

心の渇きをいやすため盲信的に突き進んでいく真奈美だったが、

心を裸にすることにためらいがある潤は、このままでは真奈美に

置いていかれると焦りを感じ・・・。
こんなお話です。


出演は、矢野聖人、錫木うり、水石亜飛夢、ほのかりん、

木ノ本嶺浩、五頭岳夫、佐藤峻輔、吉沢明歩、石原理衣、

TIDA、加藤亮佑、リリー・フランキー、筒井真理子、

奥田瑛二等。

主演は、絡み合った3人でしょう。

ただ、冒頭に言った通り、映像が暗くて、マスクシーンが多いから、

男性2人の顔をよく覚えていません。

2人ともスタイルは良くて、イケメンな感じはありました笑
 

ということで、俺の中での主役は、真奈美役を演じた錫木うりさんです。

お恥ずかしながら、ちゃんと認識したのは初めてかもしれません。

ごめんなさい。。
 

本編の設定は、お金持ちのお嬢さま女子大生ですが、

まさにぴったりの雰囲気の持ち主です。

おっぱいもバッチリ拝ませてくれました。

 

もし強いて何かを望むとするならば、あんな性癖を持つ女の役なので、

もっと前のめりな濡れ場シーンを見せて欲しかったです。

あっ、すみません、完全にエロじじいの発言でしたね笑


MY評価: ☆3 (☆5で満点)