グランツーリスモ

レースゲーム「グランツーリスモ」にまつわる実話を映画化したものです。

周囲があきれるほどゲームに熱中する少年が、同ゲームから生まれた

レースドライバー育成プログラムを通じてプロレーサーを目指す。

 


こんな実話があったんですね。

知りませんでした。

 

最近、eスポーツが流行りです。

確かに、反射神経や瞬時の判断能力など、

スポーツに求められる点と共通するところは多い。

だから、時代の流れもあり、納得性も高い。
 

ただ、それでも、ドライブシミュレーションゲームが上手なのと、

世界最高峰のカーレースで結果を残すことは、

かなりの飛躍があるように思う。

 

俺が思う最大の違いは、命のリスクの有無です。

時速350kmを優に超えるスピードで走る車を運転していて、

怖くないはずは無いと想像します。

俺なら間違いなくちびります笑
 

そして、カーブの時のGは、想像をはるかに超える負荷がかかるといいます。

肉体的な負担と死への恐怖との闘いは、

きっと経験したことのある者にしか分からないものでしょう。
 

そんなことを考えながらも、本作のような実話が生まれたのですから、

人間の持つ底力というものは本当に凄いと思いました。
 

話は変わりますが、カーレースの映像が実にクオリティーが高かったです。

かなりのCGを使っていると思うのですが、違和感が全く無く、

とてもスムースな映像美でした。

 

あと、クラッシュの場面のリアリティーと迫力も良い出来でした。

一瞬、身体が凍りつきましたね。


世界的大ヒットゲーム“グランツーリスモ”に夢中の若者ヤンは、

父にあきれられながらも、本物のレーシングドライバーに

なることを夢見ていた。

 

そんなある日、ヤンはゲームで好タイムを出し、

“GTアカデミー”の予選会に参加するチャンスを得る。

それは、プレイヤーの可能性を信じるダニー・ムーアによって設立された、

プロレーサーを育成するための選抜プログラムだった。

 

やがてヤンは、それぞれに夢を抱く他の若者たちとともに

“GTアカデミー”に参加し、本心ではゲーマーが通用するはずないと

思っている元レーサー、ジャック・ソルターの厳しい指導を受け、

初めてリアルなレースの過酷さを身をもって体感していくのだったが・・・。
こんなお話です。


出演は、デヴィッド・ハーバー、オーランド・ブルーム、

アーチー・マデクウィ、ダレン・バーネット、

ジェリ・ハリウェル・ホーナー、平岳大、ジャイモン・フンスー等。

ドライヴァーのアーチー・マデクウィ、チーフメカニックのデヴィッド・ハーバー、

そしてゲーマーをリアルのレースに呼び込んだ仕掛人のオーランド・ブルームの3人が、

それぞれいい味を出していて良かったです。

 

中でも、俺的に、やっぱり素晴らしかったのは、

オーランド・ブルームです。

とにかく、カッコ良くて、渋いです。

 

もし俺がオーランド・ブルームの顔を持っていたら、

間違いなくモテまくりでしょう!笑


MY評価: ☆4 (☆5で満点)