トゥ・クール・トゥ・キル ~殺せない殺し屋~
三谷幸喜が脚本と監督を務めた『ザ・マジックアワー』を
中国でリメイクしたコメディーです。
伝説の殺し屋に仕立て上げられた売れない役者と、
彼を取り巻く人々が、思いがけない出来事に巻き込まれていく。
「マジックアワー」はきっと見たと思うが、
どんな内容だったか思い出せない。
かと言って、予習はせずに、中国版リメイクを見てみた。
確かに、三谷ワールドを再現しようとしている形跡は
随所に感じられました。
だけど、三谷作品とも違うところも、もちろんある。
結果、三谷作品ほどは笑えなかった。
役者の演技力の問題か、演出の問題か、その両方か。
ちょっと狙い過ぎというか、あざとさも感じました。
三谷幸喜さんの脚本・演出の映画って、
ボケやユーモアの自然なところが良いです。
思わず、クスッと笑ってしまうってやつです。
本作は、もしかしたら、中国人にウケるのを最大の目的として、
脚本と演出が施されたのかもしれません。
やっぱり、俺は、日本人だなと思いました。
皆さんは、いかがでしたでしょうか?
売れない役者・ウェイは万年エキストラばかりだったが、
何度失敗しても諦めることもなく、俳優になる夢を追い続けている。
ある日、大スターの女優・ミランが、ウェイを映画の主役として
伝説の殺し屋・カール役に抜擢する。
ところが、ミランとその弟で映画監督のミラーが画策した“芝居計画”は
やがてコントロールを失い、それぞれの思惑が交錯するなか、
彼らは予期せぬ展開に巻き込まれていく・・・。
こんなお話です。
出演は、マー・リー、ウェイ・シャン、チェン・ミンハオ、
ジョウ・ダーヨン、ホァン・ツァイルン、アレン等。
MY評価: ☆3 (☆5で満点)