Sin Clock
『全員切腹』などの窪塚洋介が主演を務めるクライムサスペンスです。
巨額の金が絡んだ絵画の強奪にタクシードライバーが挑む。
終始張り詰めた緊張感が何とも言えない映画でした。
ほぼダークなトーンの映像、緊張感を煽る音楽、
そして何より、人間が悪に落ちていく様が怖い。
人間って落ちるのは簡単なんだなと改めて思いました。
もちろんフィクションですが、実際の犯罪者もあんな感じで
イージーに手を染めていくのだなと想像できます。
そして、一番の見どころは、エンディングです。
どんなラストになるのかと思っていたら、完全に想定外の結末でした。
これにはやられました。
誰も想像つかない展開だったのではないでしょうか。
もし読めた人がいたら、間違いなく天才です!
会社を理不尽にクビになり、妻子にも捨てられ、タクシードライバーと
なってからも横暴な客の仕打ちに耐え続けるどん底の日々を送る高木。
そんなある日、たまたま客として乗ってきた大物政治家が漏らした言葉から、
幻の名画の手がかりをつかんだ彼は、同僚ドライバーの番場、坂口と手を組み、
人生の一発逆転を賭けた強奪計画に挑むのだったが・・・。
こんなお話です。
出演は、窪塚洋介、坂口涼太郎、葵揚、橋本マナミ、田丸麻紀、Jin Dogg、
長田庄平、般若、藤井誠士、風太郎、螢雪次朗等。
主演の窪塚洋介は、随分と貫禄が出てきました。
不思議とずっと若手俳優のイメージがあったので、そう思った次第です。
カッコ良さはそのままに、渋さが加わって、モテるでしょうね。
俺にも少し分けて欲しいです!笑
MY評価: ☆4 (☆5で満点)