ドント・ブリーズ2
 

盲目の老人の家に忍び込んだ若者たちが思わぬ反撃に遭う『ドント・ブリーズ』の続編です。

前作から8年後を舞台に、少女と共に静かに暮らす老人の前に謎の武装集団が現れる。

 

 

かなり面白いです!

脚本が良く練られていて、アクションや演出も見事です。

まさにタイトル通り、息を殺して見続ける他ありませんでした。

 

ずっと手に汗を握ります。

時折、背筋が凍ります。

そして、ちょいちょい心臓に悪いくらいドキッとします。

 

ホラー映画としての完成度は極めて高いです。

こんなにベタ褒めなホラー、俺にとってはそうあることではないです。

 

要因としては、まず絶対的に脚本が面白い。

「それだけはやめてぇー!」と思うようなことを悪い奴らは次々と繰り出すのです。

そして、それを間一髪でギリギリ跳ね返す主人公。

 

まぁ、冷静に考えればフィクションなんだからストーリーはある程度読めるところでは

ありますが、主人公が盲目という厳しいハンディキャップを持っているから、

分かっていてもハラハラドキドキが止まらないわけです。

 

あと、盲目の主人公が悪い奴らに対抗する術が、良く考えられています。

単に、まぐれや偶然ではなく、盲目ならではの視点でやっつけるところが面白いのでしょう。

 

あとは、主人公の老人がメチャメチャ強いです。

盲目なのに、眼光が光っているようでした。

ド派手なアクションではなかったのですが、オーラか半端なくて、

とにかく強い者の空気が凄かった。

 

こんなところでしょうか。

とにかく百聞は一見にしかず、です。

是非劇場で観てください。

絶対に納得のホラー作品です!

 

 

人気のない郊外の古びた屋敷に住む、ある盲目の老人。

彼はその屋敷で一人の少女を大切に育て、二人だけで静かに暮らしていた。

その男こそ、8年前、強盗に押し入られた被害者として生きているが、

実は強盗団を惨殺した過去をもつ、あの盲目の老人だった。

 

ある日、謎の武装集団が老人の屋敷に静かに忍び込む。

その目的は少女。

暗闇の中、すべてを知り尽くした屋敷内で全員の抹殺を試みるも、

訓練されていた集団は老人を襲い、火を放つ。

 

命からがら炎の中から逃げ出したが、そこに少女の姿はない。

目覚める狂気の怒り。

老人は己の手で大切に育てた少女を取り戻すため、武装集団の後を追う・・・。

こんなお話です。

 

 

出演は、スティーヴン・ラング、ブレンダン・セクストン三世、

マデリン・グレイス、クリスティアン・サギア等。

 

主演のスティーヴン・ラングが、とにかく良かったです。

先にも書いた通り、強者のオーラが凄く出ていました。

まだ、盲目の感じも秀逸な演技でしたね。

 

脇を固めるキャストも素晴らしかったです。

悪い奴らは、憎たらしいほど悪い奴に成りきっていました。

悪役として完璧でした。

特に、悪い奴らのリーダー役と、そいつの妻は、見た目も心もサイテーな奴らで

ぶっ殺してやりたいほど素晴らしい悪役でしたね。

 

MY評価: ☆5 (☆5で満点)