ジェントルメン

 

『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』『スナッチ』などのガイ・リッチー監督

によるクライムサスペンスです。

 

イギリス・ロンドンの暗黒街を舞台に、総額500億円に及ぶ大麻ビジネスの利権をめぐって

悪党たちがし烈な駆け引きを繰り広げる。

 

 

これぞグレートブリテンが生んだエンターテイメント映画って感じです。

ハリウッドとは一線を画した本格クライム作品と言えましょう。

 

しかも、単なるクライムサスペンスではありません。

クイーンズ・ウィットがふんだんに散りばめられています。

 

別に声を出して笑うようなウィットではありません。

真面目にちょっとボケる、みたいなじわじわ来る可笑しさです。

この点も、ハリウッドとイギリスでは、作風の差が出ます。

 

別にどちらが良い悪いという問題ではありません。

映画という文化に対するフィロソフィーの違いです。

 

あとは、本作の見どころは、何と言っても、豪華キャストです。

個性派の、曲者揃いです。

 

役者さんたちを見ているだけで、面白く、満足感を得られます。

彼らが繰り出すマジメなウィットが本当に楽しかったです。

 

あの終わり方、もしかしたら、続編もあるかもしれません。

大いに期待しましょう!

 

 

ロンドンで大麻ビジネスを展開して莫大な資産を築いたアメリカ人のミッキーが

足を洗うために事業を売却するとの噂が広まり、にわかに浮足立つ

一癖も二癖もある裏社会の住人たち。

 

大きな富を生み出すその利権を我がものにしようとユダヤ人の大富豪や

チャイニーズ・マフィアが怪しげな動きを見せる中、

ゲスな私立探偵フレッチャーが自ら仕入れた情報をネタに、

ミッキーの右腕レイに巨額の口止め料を要求しようとするのだったが・・・。

こんなお話です。

 

 

出演は、マシュー・マコノヒー、チャーリー・ハナム、ヘンリー・ゴールディング、

ミシェル・ドッカリー、ジェレミー・ストロング、エディ・マーサン、

コリン・ファレル、ヒュー・グラント等。

 

どなたも素敵でしたっ!

一人一人に個性があり過ぎて、いつまでも見ていたいと思うほどでしたね。

 

一方で、たくさんの曲者が次々に登場するので、前半は人間関係を理解するのに苦労しました。

まぁ、俺の理解力の問題なんですけどね苦笑

 

MY評価: ☆4 (☆5で満点)