こんにちは。
ぶどうさんです。
ご訪問ありがとうございます。
7月最後の金曜日です。
夏に向かって一気に時間が進んでいる感じです。
夏が来ると、秋、冬。
時間は巡りながら進んでいるのですね。
7月おわりに、楽しい週末をお過ごしくださいね。
本日お気に入りのお話です。
終の棲家づくりと同時に、グランドピアノの購入計画を進めているぶどうさん。
田舎のピアノ屋さんでいくつか試弾したことで、気が付いたことがある。
まずは、懸念していたサイズ問題。
小さくてもグランドピアノはいいものだということ。
導入する部屋の広さに合わせて考えると、必要以上に大きくて性能のいいものを無理して買うことはないと思われた。
またメンテナンスの件では、ちょこちょこ相談できる場所が必要で、出来れば近場で購入したほうがいいことだ。
一方、いくつかのメーカーのものを弾いて思うことは、どれもいいけどピンとは来なかった。
一つだけすごくいいものがあったので購入の意思は伝えたが、先客がいて返事待ちの末買えなかった。
縁がなかったのだろう。
予算上限ではあったが、実際弾いて気にいったのに残念だった。
すごくいいと思うものを触ってしまうと、他のがかすむ。
比較して弾いたピアノの、アラが目立ってしまうのだ。
比較したピアノも、わりかしいいピアノで、評判もいい方だ。
もし買いたいピアノがみつからなかったら、そのピアノを買おうかと考えていた。
でも。
そのピアノを妥協で買ったら、買い損ねたピアノのことをずっと考えてしまうだろう。
そしてずっとピアノ探しの旅をしてしまうだろう。
ひとたびピアノを買ってしまったら、買い替えなんて考えられないのに。
グランドピアノを置ける場所があり買えるだけでありがたいことなのに、買えなかったピアノを思い、折角うちに来てくれたピアノを大事にしないかもしれない。
これしか買えなかったのよね、なんて思うこと自体、ピアノにとっては失礼だし、かわいそうだ。
気に入るものが見つかるまで、買ってはいけないと感じる。
どこかで妥協してしまうと、ゴールが遠ざかる気がするのだ。
ただ、ピアノには超高級ピアノがあり、そもそもそれは予算の点で狙えない。
限られた中の、自分のお気に入りを見つけるしかないのだが、何を基準にしていいものやら。
・・・・・・?
基準は予算内の、いいと思うものだね(笑)
ビビッと、とか一目ぼれとかの機会は、近隣のピアノ屋にはもうなさそうだ。
足を延ばして都会へ行く選択肢は、いまのところはない。
ちょこちょこメンテナンスを頼む人が近くにいなければ、結局困るのは自分だ。
また無理して移動して、感染症にかかり持病を悪化させ、寿命を縮めてピアノが弾けなくなっては本末転倒だし。
ここは、近くのお店のピアノで妥協・・・。
妥協して買ったものをお気に入りにするしかないのだろうか。
いいと思ったピアノに比べかなりお安いお値段のピアノの購入は(それでもかなりの金額)、お金の点では助かるが、なんだか後ろ向きな選択だ。
大枚はたいて買って、気に入らないなんてなったら、ただの無駄遣いだ。
いにしえから、音楽という芸術にはお金問題が密接にかかわってるもんだと改めて思うぶどうであった。