こんにちは。
ぶどうさんです。
ご訪問ありがとうございます。
桜が満開です。
一度にパッと咲きました。
一年に一度のこの時を楽しんでくださいね。
本日、ハッピーの方向のおはなしです。
現在終の棲家探し中のぶどうさんち。
当初から何の迷いもなく、自分たちに都合のいいところに家を、土地を買おうとしてきた。
ふたりとも故郷に戻る気など毛頭ない。
どちらのふるさともかなりの田舎であり、年老いた親が不便な生活を送ってきたことを知っているからだ。
車の運転をしなくなれば、公共の交通機関が未発達な田舎は病院や買い物、役所に行くのも大変なのだ。
ぶどうさんちには子供がいない。
死ぬまで自力でなんとかするしかない。
自力で足りないところは、お金を使い、他人様のお世話になろうと思う。
それはそれでいいと思っている。
よって不便すぎる場所に住むというリスクは避けねばならない。
ところが、前回の「無為意味な質問?」で書いた通り、現在少し迷っている。
結論から言えば、「先のことはわからないので、お互いにハッピーになる方向に考える」ようにしようと思う。
何がハッピーなのかは人により違うし、夫婦でも意見は正反対かもしれないが、これが最良の答えかもしれないと思ったからだ。
ところでなぜ迷うようになったかというと、きっかけは古い友人の選択であった。
ハウスメーカーの担当者の質問だけではなかったのである。
その友人(女性)は転勤先で家を買い、遠い故郷から親を呼ぶという。
老親一人を故郷に残しておくのは心配なので、近くの施設に入ってもらうらしい。
ところが旦那さんはというと、定年退職後は故郷に帰りご実家を手伝うらしい。
家のローンや子供の教育もあるため仕事をしながら彼女が残るのは仕方ないとしても、じゃあそれが終わったらどうするのだろうと、疑問を持ったのだ。
友人の親は持病はあるけれど頭も足腰もしっかりしている。
軽く100歳はいけそうである。
旦那さんの方のご両親のことは存じ上げないが、家業手伝いをするのであればそのまま行ったっきりになるのではなかろうか。
であれば20年近く、彼女は親御さんのいる土地と自宅に縛られてしまうのではないだろうか。
彼女とぶどうさんは同い年なので、50半ば。
70を過ぎて転勤先で買った家に一人でいることになってしまうのだろうか。
幸い職場や親しいお友達がいるらしいので、その土地に暮らし続けても不幸な話にはならなさそうで安堵してはいるのだけれど、自分もそうなる可能性が高いことに気がついたのだ。
つまり、転勤先の、たまたま長めに暮らした、今いるところで家を買う。
夫の場合転勤族なので、この先どれくらいここにいられるかわからないし、定年や再雇用先がどこになるかわからない。
その間、単身赴任なのか家を貸すのかわからないが、さあ夫が65歳になって現役を退いて自宅に戻れるとなったとき、夫の母親が・・・となったら。
ぶどうさんの親と違い、夫の母親は若い。
足腰丈夫だし、本人は長生きするつもり満々である。
あっぱれなくらいストレスなく生きているので、そうだろうよと思う。
介護は先が見えない。いつまでという期限がないのだ。
となると夫が65歳以降の10年、いやもっと?お互い離れてくらすことになり、気づけば70後半。
ぶどうさんは縁もゆかりもない土地の家にしばられ、一人暮らし。
先の友人と同じパターンになると気づいたのだ。
もし夫が月に数回介護のために通うとなれば、ぶどうさんの一人暮らしは避けられるが、それはそれでとんでもなくお金がかかる。
10年で・・600万以上?
夫の体力的にも無理だ。
夫の実家近くの安アパートに住んでもらうしかない(笑)
でもそうしたら今終の棲家として買った家って…何のために買ったのだろうとなる。
単身赴任して?もしくは人に貸してほぼ住まない、老後のためだけの家。
だからこそ悪くない選択として、夫の実家近くに家を買うというのはあるかもしれないとも思ったが。
親の生きている間はいいけれど、亡くなった後、そこに居続けることはハッピーなのかと考えた時、答えは否であった。
親を軸にして考えてはいけないのだ。
自分達の人生は、自分たちで責任を負う。
これがまっとうなやり方であるとぶどうさんは思う。
人生の主導権を自分に手繰り寄せ、選択に誇りと責任を持てるよう慎重であるべきと改めて考え直すことにした。
ハウスメーカー選びも土地探しも引き続き行う予定のぶどうさん。
この場所に住みたい!と思えるところがあれば迷うことはないけれど、まだないということはもうちょい考えろってことかもしれない。
冒頭でのべたように、どんな選択があろうと、とにかくお互いがハッピーになる方向に考えようと決めているぶどうであった。
人生100年時代。
ぶどうさんちのような状況は特殊ではないと思います。
今渦中の方もいらっしゃるだろうし、この問題を意識してない方もいらっしゃることかと存じます。
よい選択ができますように。