「赤羽骨子のボディガード」(丹月正光、講談社)は、クラスメートである赤羽骨子(あかばねほねこ)を殺し屋から守る威吹荒邦(いぶきあらくに)の活躍(?)を描く、学園アクションコメディ漫画。
ヤクザの組長の隠し子である骨子(本人は全く知らない)は、跡目相続騒動に巻き込まれ、命を狙われています。組長は荒邦の父親と旧知の間柄であったことから、骨子の幼馴染である荒邦にボディガードを依頼。ここに、骨子に事情を知られないようにしながら、彼女を殺し屋から守る、という荒邦の日常がスタートすることになります。
本作のユニークなところは、ボディーガードが荒邦だけでなく、クラスメート全員であるところ。
物語の初期段階でそのことは明かされ、彼らのキャラクター紹介がてら、ボディーガードのミッションが描かれていくので、ネタが尽きないのと同時に彼らの活躍が痛快で楽しいです。
ここで疑問なのが、腕利きのボディーガードがいながら、なぜ素人の荒邦がボディーガードを任されているのか?そのあたりもおいおい明かされていくので興味が尽きません。