「更に、古くて素敵なクラシック・レコードたち」(村上春樹、文藝春秋BOOKS)は、筆者のクラシック音楽への思いが綴られたエッセイ集。「更に、」とあるように、「古くて素敵なクラシック・レコードたち」の第2弾です。
前作では500枚のLPについて著したそうですが、それでは足りなくて本書が出たとのこと。造詣の深さが伺えます。
クラシックよりもロックという口なので、表紙のレコードジャケットから、モーツァルト、シューベルト、シューマン、ラベルといった大家たちのレコードだとわかりますが、ジャケット自体は見たことがないものばかり。
ある書評では、読んでいるだけでレコードを聴いている気持ちになれる、とあり、聴いて(読んで)みようかな、という気がちょっと起きました。