鶴岡銘菓の「古鏡(-こきょう-)」と「楽(-らく-)」をいただきました。製造しているのは、山形県鶴岡市の和菓子屋「木村屋」。東京銀座木村家から暖簾分けを許されてから130余年、といいますから、かなり歴史があるお店です。

「古鏡(-こきょう-)」は、昔から知っていましたが、数年ぶりのご対面でした。出羽三山のひとつである羽黒山の「鏡池」から出土された古鏡をかたどったお菓子で、粒あんのなかに求肥もちが入っています。あんこのかたまりでくどく見えますが、そんなことはなく、適度な甘さと粒あんの食感に求肥もちの歯応えがアクセントになって、1つならばあっという間です。

一方、「楽(-らく-)」は初対面。小ぶりな円筒形で栗一粒をまるごおあんこで包んだ一品。こちらも上品な甘さのあんと栗の甘さがいいハーモニーとなっています。

どちらも丁寧に作っていることがわかるお菓子です。鶴岡土産の候補第1位だとおもいます。