2018年公開の『オーシャンズ8』は『オーシャンズ11』の女性版。主人公のデビー・オーシャン(サンドラ・ブロック)はダニー・オーシャンの妹。仮出所後、右腕のルー(ケイト・ブランシェット)とともに仲間をリクルートしていくくだりは『オーシャンズ11』と同じく、どんなメンバーが加わるのかワクワクします。
ターゲットはカルティエの歴史的価値のあるダイヤモンドネックレス。落ち目のファッションデザイナー、宝石加工のプロ、スリ、ハッカー、盗品売買のプロといった女性たちが仲間となり、計画実行となります。
あれ?7人しかいないですね。これについては終盤に一ひねりありますが、はたして、計画は成功するのか。それとも?
軽快でテンポのよい展開なのは、プロデューサーにスティーブン・ソダバーグが参加していて、オーシャンズシリーズのDNAを引き継いでいるのだと感じました。
主人公の服役の経緯も含めて、破綻の無い脚本です。女性が主人公でメットガラが舞台なので、メンバーたちのファッションの競演も見せ場の一つでしたが、一番魅力的だったのはハッカー役のリアーナ。オンオフがすごいです。
最後まで飽きさせないし、なによりも暴力ゼロというのがクールでカッコいい映画でした。