JR秋葉原駅から徒歩5、6分の場所にあります。店構えはその気でないと見落としそうな味のある雰囲気です。

着いたのは午前11時半よりちょっと前。煙が立ち込める店内には先客が一人。イイ感じです。この雰囲気大好き。

お昼前で空いていたせいかテーブル席を奨められて座ると、御主人に開口一番「初めて?」と訊かれました。「初めてです。」と答えると、メニューの説明が始まり、「うちは地元では唐揚げがうまい店でとおっているし、ネギトロ丼も人気。初めてだったらサービスセットがいいとおもうよ」とのこと。
こちらもそのつもりだったので、「サービスセット」を注文。そうすると、「ご飯については後で説明するから待ってて」と言い残して厨房へ。
待つ間、店内を見渡すと、サービスセットの張り紙の下に御飯目安表を発見。大盛り2升(!)、普通盛り1升(笑)、少なめ8合(再び笑)、擦り切れ11軽(約600g)(?)。素晴らしい。

さて、あとからもう一人来店し、同じようにサービスセットを注文。二人でご飯の説明を聴くことになりました。御主人曰く、
・大盛りは絶対無理。(後で聞いたら、近くの大学の体育会系の学生はクリアするとのこと)
・普通盛り、少なめもやめた方がいい。
・擦り切れがオススメだが、これでもつらい人がいるので、さらに少なめにしておかわりでもいい。(どこにも書いていないけど、ご飯を残したら罰金だそうです)
御主人の意見を尊重して器に6分目ほどにすることにしました。
揚げ物のいいにおいが漂ってきて期待感がいや増したところで、「サービスセット」登場!サラダも付いていてバランスいいですが、傍らの薬味の小瓶で盛りの良さがわかりますw
ご飯は、おかずを出した後にホカホカを盛ってくれます。美味しいご飯をアツアツで食べてほしいという御主人の気持ちが伝わってきます。
おかずのアップ。色んなものがテンコ盛りです。

ご飯の上にデッカイ唐揚げを避難させたら、全貌が明らかに。かき揚げ、春巻き、コロッケ、煮物(揚げ豆腐、ちくわ等)、玉子焼き、青物も付いています。

ご飯ですが、器(桶)に6分目といっていましたが、それ以上盛っています。お米にはこだわっていてコシヒカリを使用しているとのことでしたが、たしかにおいしいお米でした。ホカホカの湯気^^。

ご飯のジャーの隣に桶が積まれていますが、桶の隣の白い鉢が2升用の器だそうです。人間のご飯食器ではありませんねw

ご飯も美味しいし、おかずも揚げたてで箸が進みますw やっぱりおかずが余ったので、桶に半分ほどおかわり、とお願いしたら、1杯目と同じ量がやってきました。ついつい盛っちゃうんだよね、とはご主人の弁。
結局、摺り切りプラスアルファのご飯を食すことにw さすがに終盤は胃袋が突っ張り、みそ汁や玉子焼きで舌をごまかしながら、無事完食。ごちそうさまでした。

御主人が話し好きで、なかなか楽しいお店でした。昔の秋葉原には今は大田区に移った青果市場があり、市場で働く人の胃袋を満たすために大盛りを出すようになったそうです。また、市場の人は舌も肥えているので、味も手を抜かなかったが、それは今でも同じ、等々色んな話を聞かせてもらいました。
次はネギトロ丼を注文します、と約束して店を後にしました。
