他のブログでもお話したのですが、高校生の頃に脊柱側彎症の手術を2度経験しました
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当時のそれぞれ(1回目・2回目の)術後の状況を思い出しながら、超ざっくりですがここに書いていきたいと思います。
※うろ覚えなので、もし他にも思い出したらその都度書き足して更新していきます
■まず、1回目の手術後から
※上図の赤線のような感じで1回目は切開しました。(背中
・術後すぐは、自分の身体を動かしてはいけないので(寝返りも禁止)、身体の向きを変えたい時にはナースコールをして体位変換をしてもらう感じでした。
でも、全身麻酔の副作用で突然物凄い吐き気に襲われ、吐きたいと思った頃にはナースコールボタンを押す暇もなく間に合わなくて仰向けの状態で吐くという最悪の出来事が起こりました(めちゃくちゃ恥ずかしくて嫌な思い出です)
吐いたあとにナースコールを押して看護師さんに謝りながら口周りや首元を拭いてもらったのですが、その時に看護師さんから「いいのいいの!大丈夫!気にしないで!」といっていただき少し安心したのを覚えています。(絶対嫌だっただろうに....
)
・部屋が集中治療室みたいなところから一般の部屋に変わってからリハビリがスタートしました。
当時担当してくださった理学療法士の方は同じ女性で世代も近いこともあり楽しくリハビリをして過ごしました。どのメニューも軽めなものばかりで、キツイのは一切ありませんでした。
時々男性の理学療法士さんにもお世話になりましたが、みんないい人で職業柄コミュ力抜群で退屈な入院生活の中で1・2番目くらいに楽しい時間でした
・術後しばらくは背中の感覚がありませんでした。
(触られたらなんとなく分かるけど、麻痺してるような感覚?でした。)
・術後すぐは、天井から糸で引っ張られているかのように背筋がピン!と伸びてる感じで、しばらく背中を曲げるのがすごい恐怖でした。
・あとこれはめちゃめちゃどうでもいい情報かもしれませんが、術後顔がものすごく顔がむくみました。あと喉が痛くて血の味がしました。
■2回目の手術後は
※2回目は上図の青線のような感じで、1回目の傷跡の上から切開しました。
・2回目の時は切開範囲も狭く、比較的短い時間で終わったので1回目のような麻酔による吐き気もなく、術後すぐに出たご飯は全部完食しました。(1回目の時は、吐き気がすごくてご飯は全く食べられませんでした)
・1回目の手術からそんなに期間を空けずに2回目の手術をしたので、背中の感覚は相変わらず麻痺したような感覚でした。
■2回の手術を経て、その後
その後、5年間くらいかな?経過観察をするために、1年に1回だけ病院へ行きレントゲンを撮り、その写真をみながら先生と軽く話すということを繰り返しました。
1年経つごとにだんだんと肩の高さの左右差はなくなっていきました。
※下図のような感じ
現在、手術を受けてから数年数ヶ月とだいぶ経過しました。
背中の感覚は98%くらいほぼ元に戻ったように感じます。
見た目に関しては、前と後ろから見たときに若干まだ肋骨の部分が片方だけボコっと出ている感じがありますが、めちゃめちゃ気になるという程ではありません!むしろ全裸の状態でよーく見ないと分からないです。服を着ちゃえば分かりませんし左右差も無いのでほんとに他の人と同じ見た目です
傷跡に関しては、赤みや痛々しい感じは無くなり薄くなってきました。もちろん傷跡はそのまま1本縦に薄く残っています。
これまで(手術後)、人並みに男性とお付き合いをしてみんなと同じように性行為も経験してきましたが、誰1人として傷跡のことを言ってくる人・傷跡に対してネガティブなことを言ってくる人は居ませんでした(←嘘ではなくほんとに。)
この”傷跡”のことは、実は手術する前に母が一番気にしていた部分でした。(あと全身麻酔が不安だったようです)
私自身も手術後の傷は服を着ちゃえば分からないけど、水着とか性行為する時とか相手はどう思うんだろうと不安に思っていました。
が、実際は先程も言った通りで心配するだけ無駄でした(たまたま出会ってきた人が良い人だった説もありますがw)
中でも記憶に残っている出来事があって、(ちょっと恥ずかしいのでざっくりしかお話できないのですが)私が、「背中は傷があるからあまり見られたくない」的なことを言ったら、相手の男性が「俺も背中に傷があるだいじょうぶ!お揃いだ!」と言ってくれたんです
相手の傷は私のに比べたら全然大したことない小さな傷跡だったけど、ずっと自分の中で気にはしないようにしてたけど心の底ではすごい気にしていた傷に対してそう声を掛けてくれたことが無性に嬉しくて未だに覚えています
ちょっとどうでもいい話を挟んでしまいましたが、挟んだのにもちゃんと意味があって、、世の中には傷なんて気にしない男性がいっぱいいるよってことを伝えたかったんです
手術の傷跡を気にしている方が居るのであればそんなに気にしなくても大丈夫なので安心してくださいね
もし傷のことをけなしてくるような人に会ってしまったら、そこまでの人間なんだと割り切りお別れしましょう
そんな感じで、傷跡は一生この先もついてまわりますが、だいぶ見た目のバランスが普通に戻ったので手術をして本当に良かったです!
さっき「手術後、傷跡のことが不安だった」と言いましたが、手術をしたことに対して後悔したことは1度もありません!!
あ、だいぶ長くなってしまったので、一旦ここで止めさせてください
でもまだ術後の話で続があるので、その2として書きますね