ウッドショック渦での設計業務 | 設計事務所の中の人のブログ@岐阜

ウッドショック渦での設計業務

ウッドショックが建築業界に吹き荒れています。

消費増税、コロナ、ウッドショック。次々と押し寄せてきています。

住宅などを建てようと考えている方には耳の痛い話ばかりです。当然建築業界の人にとっても死活問題です。

 

弊社が関係する設計業務では、構造材を杉やヒノキの国産材に変更、無理なスパンを飛ばさないプランに変更、構造については大至急発注を掛ける、と言った感じで対応しています。と言う事で過去に類を見ない忙しさとなっております。

 

今手掛けている物件はとにかく早く構造が発注できる様に急ぎ、過去の物件(主に半年くらい前から先日までの物件)は構造材を変更して構造計算掛け直し、と言う感じです。寝る暇もなく図面を書き、構造計算をする。。もうここまで来ると、ユンケルと養命酒で乗り切るしかありません(笑)

 

ウッドショックによる木材高騰に対して、政府が補助金などを投入してくれるのが、一般消費者を救う事になりますし、受注は取れたが木材がなくて仕事を進められない工務店の倒産を救う事になります。オリンピック・パラリンピックの観客数でどうのこうのと言っている暇があるなら早く補助金投入を、とも思います。毎月固定費がかかる工務店さんにとっては倒産は待ったなしの状況です。

 

そんな中、プレカット業界では大手のポラテックさんの記事がありました。

以下転載です。

 

ポラテックは国内外から木材調達をしているが、前述のような状況から調達に苦戦。プレカット材の受注も一部で制限せざるをえない状況となっている。
だが、同社専務の北大路康信氏によると、今後については意外にも「それほど心配していない」という。その理由はこれまでのウッドショックと呼ばれる事態は、数カ月単位の比較的短期間で収束しており、今回もその轍を踏む可能性があるからだという。
「世界の需要に対する木材出荷量が不足しているわけではなく、現状はより高値で購買するアメリカや中国にモノが流れ、日本が買い負けている状況だ。コンテナ問題などが収束すれば、元通りの木材調達・価格に戻ると考えられる」と北大路氏は語った。つまり、少なくともウッドショックが非常に長期間にわたる、あるいは常態化するようなことはない、との見方だ。

 

ウッドショックが落ち着くまで2,3年はかかるぞと言う声もあり、一方では長期間にわたる事はないだろう、と言う見方もあり。どうなることやら。

さてユンケルタイム。

 

イワタ。