手力の家 気密測定C値、省エネUA値
手力の家。
こちらも最終段階です。
耐震診断、耐震補強計画、バリアフリー、省エネ改修などなど、各種性能を向上させてより良く、長く住んで頂く為の改修です。
耐震診断では現況の評点が0.1とかなり低く出ました。北側にインナーガレージがあったことと、南側の耐力壁が有効ではなかった事が大きな原因です。今回はその辺りを集中的に補強し、評点の向上を試みました。耐震補強計画では評点が1.0を超えて、満足な数値となりました。
そしてこちらの写真。気密測定を行っています。
まだ施工途中での気密測定となりましたので数値が若干下がっています。
岐阜の場合、C値=5.0以下であれば良いのですが、今回は平均値で3.8でした。
工事途中である事と、今回のリフォーム範囲ではない和室が既設のままである事、基礎の換気口が既存のままで、比較的密閉をしにくい部分が残ってしまう事を考慮すると、最終的なC値は3.0を切って、2.5~2.8辺りをカウントしてくると推測しています。工事完了後の再測定は行わない事になったので、最終値は明確には分かりませんが、2.5~2.8が予想されるところです。
省エネUA値については、基準値0.87の所、0.59というスコアを出しています。
今回採用されたサッシが、トリプルガラスで断熱性能が一般の住宅に比べて格段に上がっています。また、充填断熱をしっかりと施工して頂いたことで0.59という評価になりました。
今後、省エネに関する説明義務が発生すると言われていますので、気密測定C値、省エネUA値については全棟でしっかりと採用してご報告が出来る様にしていきたいと思います。
イワタ。