手力の家 耐震補強進行中 | 設計事務所の中の人のブログ@岐阜

手力の家 耐震補強進行中

手力の家、こちらは耐震診断からの耐震補強工事が進行中です。

耐震補強工事と合わせて、ほぼスケルトン状態にして

間取りや仕上げなども大幅に生まれ変わります。

 

昔の大工さんの知恵や技術が詰まっていました。

木材も非常に太く、丈夫ですね。

昔は水回り(お風呂や洗面、キッチン)の基礎は

高基礎と言って、写真のように高い基礎になっている事がほとんどです。

ブロック積みだったり、コンクリートだったり。

 

その上に筋交いを設けてあることもよくあります。

ただ、構造の観点から見ると、筋交いの高さが小さくなっているので

本来の筋交いとしての性能は見込めません。

 

そこで、耐震補強計画では、こう言った高基礎の部分は、

基礎を解体して、一般的な高さに作り直してから、筋交いを

設置します。

こうする事で、構造上有効な筋交いとなります。

 

イワタ。