耐震等級3の家づくり #002 偏芯率
弊社で設計を行う物件の8割は、耐震等級2以上で、ほとんどが耐震等級3を達成しています。長期優良住宅や性能表示などの制度を使わず(公的な証明は無いけれど)、自主的に耐震等級3をクリアしたい、というお客さが多いと感じています。
耐震等級3もさじ加減で強度が変ります。弊社では、単に「耐震等級3」ではなく、偏芯率も極力ギリギリまでゼロに近づけます。
地震などの際に、建物自体が「ねじれ」という現象を起こしますが、偏芯率を0(ゼロ)に近づけると、その「ねじれ」も少なくなります。結果として、建物全体に力を分散できるので、被害が少なくて済むという事になります。
こちら、まだ調整中の物件です。
この〇と×を近づければ、ねじれて揺れる事が少なくなります。
その為には、耐力壁の倍率を調整したり、梁成を調整したり。出来るだけ開口部を変更したり、プランを変更する事の無いように心がけています。
イワタ。