「戦火のなかの子どもたち」 | granny heart

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趣味の手芸(今1番好きなのは"クロスステッチ")や、お気に入りの雑貨や本のことなどをのんびり書いています。




1945年(昭和20年)
今から66年前の8月。。。


6日、広島に原爆が落ちた日。

9日、長崎に原爆が落ちた日。

15日、終戦の日。



この8月という月だからこそ、
書いておきたい絵本があります。



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岩崎ちひろさん・作
「戦火のなかの子どもたち」




柔らかくて優しい子どもの絵で広く知られている、
いわさきちひろさん。



その絵はとても有名で、
私も幼い頃からいろんなところで目にしてきました。


目にする度、
その優しい絵に心が暖まるようで、
そんなところがいつも
「好きだなぁ」と思っていました。





でも、
今から5年程前、
この絵本に出会ったとき…

「こんないわさきさんの絵は見たことがない…」

と、絵本の中の子どもたちからしばらく目が離せませんでした。




なんて、悲しい目をしてるのだろう。


なんて、悲しい表情をしているのだろう。








1973年に出版されたこの絵本、

翌年に亡くなられたいわさきさんにとっては
最後の絵本出版になったとのことです。



いわさきさんが生まれたのは1918年。

もし、今も生きていらっしゃったら、
私の祖父母より少し上の年齢です。




最近、
家にあったこの絵本を読み返し…






いわさきさんの生まれた年を改めて見て、



祖父母と同じぐらいの年齢のときに、
戦争を経験された方だったということを
恥ずかしながら認識しました。








幼い頃から祖父母が大好きだった私は、


祖父母一人ひとりから、

それぞれが経験した戦争の話を聞かせてもらっています。


今は、
全員が健在ではなく、

今となってはもう聞くことのできない話もあります。



私が聞いた話は、
祖父母が戦争で経験したことのほんの一部だけ。


大人になった今は、

口にすることのできない経験の方が多かったはず…
そう思います。




それでも、
皆、幼い私に話をしてくれました。



そんな祖父母に感謝しています。



話をしてくれてありがとうございます。











今年の8月。

いわさきさんの絵本を開き、


いわさきさんの描く子どもたちを見ながら、




祖父母がしてくれた話も思い出しています。。。