3月22日 その1
新型コロナウイルスの感染が拡大しつつあるこの日
自家用車で嫁と外出することにした。
木曽川鉄橋を新幹線と並行して走り
北陸本線余呉駅へやってきた。
こんな場所にある駅だが、地図を見てわかる通り
米原方面から北陸本線はこの駅の手前で大きく
カーブしていることがお分かりいただけるであろう。
この辺りで国道と別れるわけであるが、もともと北陸本線は
このようなカーブを描いていたわけではなく
このように現在の北陸道にほぼ並行する形で走っていた。
というより、北陸道がこの北陸本線旧線の跡に作られているわけだが。
北陸本線旧線は北陸トンネル開通前の敦賀⇔今庄が有名だが
他にも数か所あり、ここはその1つである。
この区間は山越えの難所で事故が多発したため
1957年に現在のルートになり、
旧線は柳ケ瀬線と言う名で支線扱いで残されたが
1964年に廃止されたという経緯がある。
中之郷駅跡、
余呉町役場(現長浜市余呉支所)前にあるためわかりやすい。
もちろんこれは後から作られたものであるが
見ての通り、ここに鉄道が開通したのは1882年とかなり早い。
そのころ東海道本線はまだ新橋⇔横浜と
大阪⇔神戸市か開通していない。
敦賀港からの輸送が当時いかに重要視されていたかということであろう。
これもおそらく作り直したものであろう。
車を走らせ
柳ケ瀬駅跡はバス待合所になっている。
廃線当時の建物ではないだろう。