小さい頃、家族で横浜へ出かけることがよくありました。
ぶらぶらと散歩をして、食事をしたあとに
必ず某ベーカリー
に寄って
チーズの入ったパンを買い求めました。
焼きたてのそれは車の中を何ともいえない香りで満たし
いつも家までは我慢できず、
みんなでほんの少しづつ味見をした記憶があります。
当時、焼きたてのパンを売る店はまだ珍しかったせいか
赤い紙袋のおしゃれ感とともに
子供心にも、横浜ってすごい・・と思ったものです。
今でも大きなパンを手でちぎって食べるのが好きなことと
横浜が私の中で一番おしゃれで大好きな街なのは
遠い日のあのパンの記憶のせいかなと思います。