式典司会の学び…言葉編 | グランディメモリー社長 木野島ブログ

式典司会の学び…言葉編

式典のお仕事をしていると、日常では普通考えもつかない様々なことを実体験として学ぶことができます。

その一つがグリーフワーク(悲しみのプロセス)。

悲しみを癒していくプロセスには「言葉」が励みにもなったり、かえってつらさを増してしまうこともあります。


残されたご家族についついかけてしまいがちな言葉…「故人の分まで頑張って下さい」。


ご参列された方が良かれと思い、喪主にこのようにお声をかけている姿を見ます。

ただ、何気なくかけてしまう言葉ほど、残された方々へは重いプレッシャーとなることを私は火事で唯一人の身寄りを失った方から教えていただきました。


阪神大震災で家族を失った数多くのご遺族からも同じことを教わりました。


言葉の重み…。
悲しみの席では言葉ひとつで残された方のお気持ちに負担をかけてしまいます。その重みを噛みしめ、今から通夜司会に向かいます。

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