写経のすすめ
かねてから「写経」には興味があり、福井県にある曹洞宗大本山「永平寺」を訪ね、初!写経体験をしたのが二年前。
年末のNHKの番組「ゆく年くる年」ですっかり有名。
もともとは、座禅修行として約760年前に開かれた道場で、今は曹洞宗の大本山として四季を問わず多くの観光客が訪れます。
写経とはお経を一字一字写すことでお釈迦様の教えを学ぶこと。
私も仕事がら仏教に触れる機会が多く、「般若心経」にも馴染み深いため、期待を胸にいざ!冬の永平寺へ。
樹齢600年を越える老杉の巨木からは、言いようのないパワーを肌で感じました。
天にそびえ立つ木々に囲まれながら 静かにたたずむ写経道場。
修行中の若いお坊さんが、迎えてくださり、写経のイロハを丁寧に教えてくださいます。
いずまいを整え、腹式呼吸・・・・。正座がいつまで持つか心配でしたが、静寂に包まれる中、不思議なほど筆は進み、集中力が高まってくるのが分かります。
私の写経プチ体験はなんとか足もしびれず終了。東京へもどり、あの静けさと雰囲気があまりにも心地よかったため、紀伊国屋書店でテキスト付の写経本を購入。
たくさんの種類があるのにびっくり!
慌ただしく過ぎ去る毎日ですが、写経本が今、密かなブームというのも分かる気がします。