Genuine Savile Row(本物の背広)のブログ -7ページ目

Genuine Savile Row(本物の背広)のブログ

スーツの解釈は様々です。

このブログではオーダー(カスタムメイド)スーツの話題を中心に私なりの見解を述べていきたいと思っています。

いつもどおりのピークドラペル、手穴のフラワーホール、胸ポケットチーフ仕様です。

 

こちらもいつもどおりのチェンジポケット付きスラントポケット。高低差7cm。

 

袖ボタンもいつもどおりの5つ重ねの本切羽。ボタンはいつもより一段明るい色をセレクト。

 

 

裏地は差し色であるオレンジのウインドペーンとカラーマッチ。

 

内ポケット雲蓋、本水牛ボタン留、チケットポケット松葉閂、汗止め

すべていつもどおり。

 

 

ベストは今回6つボタンにチャレンジ。だいぶVゾーンが狭くなりました。

 

背裏は表生地に合わせたものとしました。

 

実例紹介第19弾です。

前回ハイペリオンのヴィンテージ生地で仕立てたお店(ジェントリー)での秋冬物です。と言ってもこちらは生地を別のテーラーから入手し持ち込みで仕立ててもらったもの(先地)です。
 
ベージュのスーツが気になりながらもカジュアルな感じを理由に手が出せずにいた頃、グレーともベージュとも言えないベース生地にグレンチェック+オレンジウインドウペーンという何ともクラシックな生地に出会いました。
 
これなら職場でも着れそう、しかもイギリスのマーティンソンと言えば名門の一つ。Super120's&カシミアという、超高級とは言わないが、十分高級な素材。これだけ条件が揃えば入手しない手はありませんでした。
 
今回、だいぶサイズの変更を行いました。
 
・ラペル幅+0.5cmの8.5cm
・肩幅-2cm
・胸囲+2cm
・肘幅-1cm
・袖幅+1cm
・股上+1.5cm
・ヒップ+2cm
・ベスト丈-1cm
・ベスト幅+4cm
・ベストのボタン数増加によるVゾーンの縮小

 
ベストのVゾーンは想像以上に狭くなりましたが、仕上がりはほぼイメージどおり。
 
詳細は次のページで。

眼鏡の有名な産地と言えば福井県の鯖江です。

 

シャルマンというメーカーもその一つ。

同社の製品の中でも、かの大隈教授が愛用しているとのことで話題になったのがこれ

 

ラインアート テノールコレクションXL1025です。

(現行商品はXL1465で物としてはほぼ同等)

 

軽量なチタン

大きすぎず小さすぎずスタイリッシュなレンズサイズ

サイドの繊細で芸術的なフレーム

 

今時の眼鏡としては安くないですが、オンオフ問わず自信を持ってかけられる眼鏡ではないかと思っています。

以前、テーラー&カッターのジャケットを羽織ってみたことがありました。その時は特徴的なジャケットのカッティングにばかり気が行ってしまい、スーツとして見ることができていませんでした。

 

スーツとして着たらどんな感じになるのだろう、とウェブサイトを手あたり次第に調べましたが、3ピースの画像はなかなか見つけられません。そこで、これは自分で着るしかない、と少々遠方ではあるのですが、またイセタンメンズに行ってきました。イセタンメンズには10以上のブランドの型紙がありますが、狙いはテーラー&カッター一点。

 

さて、パターンオーダーですので、まずサンプルの服を着ます。店員さんに勧められたサイズのものを着てみると、

 

ジャケットは着丈を-2cm、袖丈を右-0.5cm、左-1.5cm、ベストは身幅を数㎝アップ、パンツは膝幅を少し絞る程度の微調整でジャストフィット。

 

 

ベストも裾回りが非常にシャープです。フロントボタンは6つ5つ掛けでVゾーンは狭いです。襟の有無は選択できます。

 

3ピースが前提となっているようでパンツの股上は深め。体感上28cm以上はあるかと思います。

シルエットは膝から下が完全なストレート。股下を長めに取ればセミフレアくらいに見えます。裾幅は23cm程度だったかと思います。

 

 

フレアの袖先はダブルカフスのシャツを想定しているのでしょうか。

 

 

ハンガーにかけたたたずまいもオーラがあります。

カッタウェイフロント、拝みボタンの1つボタン、極端にフレアな袖先。

 

 

本水牛ボタンは専用品だそうです。本切羽はオプション。

フレアな袖やカッタウェイのフロントは、堅い仕事の方は標準的なものに変更されるそうです。個人的には、ここは活かさないとこの型紙の意味がないような気がしますが。

 

 

こんなものも見つけました。同じ型紙で作ったコットンのジャケット。マリンブルーが鮮やかです。

 

貝ボタン(高瀬貝?)はオプション。店員さんは黒蝶貝も落ち着きがあっていい、とおっしゃっていました。

 

 

 

この型紙、通常のスーツやジャケットもいいですが、フォーマルウェアを作ったらさぞかっこいいだろうな、と思っていたら、店員さんがイメージ通りのものを着てらっしゃいました。

ミッドナイトブルーの無地にピークドラペル、ボタンカバー付き。

どうやらテーラー&カッターの主担当の方にお会いできたようです。

 

行きつけのお店のスーツとは別に、1着は持っていたい、そんなスーツブランドでした。

就職活動が本番を迎えている時期ですので、街には就職活動中と思われる学生を多く見かけます。
 
たびたび議論になる、就職活動向けのスーツについて書いてみました。
 
本来は、ビジネスで最もフォーマルなものは『濃紺無地』です。私が就職活動をしていた頃も就職活動向けスーツと言えば濃紺無地でした。
しかし、2017年現在最も普及している就職活動向けスーツは間違いなく『黒色無地』です。
 
集団心理というのは恐ろしいもので、黒無地のスーツでなければ減点する、という採用者がいるらしいです。聞いたときには驚きを隠せませんでした。正しいものが勝つのではなく、多数派が勝つのですね、と。
 
そんな中、私は今のところ以下のように考えています。
 
1.ビジネスで最もフォーマルなものは濃紺無地。
  誰が何と言おうとそれが正しいのだからそれでいく
 
2.仕事は出来てもスーツのことを知らない面接官
  もいるだろうから、損な第一印象を与えないため黒無地でいく
 
3.受ける企業の社員のスーツを見て、着るスーツを変える
 
どれもアリかな、と思います。
 
私個人としては2番を選ぶことはありませんが、皆さんはいかがでしょうか。

 

スーツ生地にはさまざまな種類があります。

先日は生地ブランドを自動車メーカーに例えた記事を投稿しました。

 

今回は、スーパー表示やシルク混などの位置づけを、これまた独断と偏見で自動車のエンジンに例えてみます。

 

 

まずは、スーパー表示。これを自動車の排気量に置き換えてみました。

 

スーパー100が2.0L、120が2.5L、130が3.0L、140が4.0L、150で5.0L、160で6.0L

くらいのイメージでしょうか。130で十分高品質。150や160は超が付く高級品と言えます。200.や250などは規格外でしょう。

 

 

次に、混紡の生地です。

 

カシミア混の生地はターボエンジン。元々高級素材にブレンドされるのがカシミアであり、較的手軽に高級感をアップさせる効果があります。

スーパー130&カシミアだと、3Lターボエンジン、といったところでしょうか。

 

シルクやモヘア混はハイブリッド。

羊毛とそうでないものとを組み合わせて付加価値を得る。これがハイブリッドエンジンに似た手法であると思います。

 

 

最後に、現存するウールで最高級品と言われるエスコリアルウール。排気量やその他はもうどうでもいいというレベル。V型16気筒エンジンとでも言いましょうか。これ以上のものはない、という例えです。いつかは仕立ててみたい、憧れの生地、です。

ロロピアーナ、ゼニア、ドーメルの生地がキャンペーン価格となっていましたので見に行きました。

ゼニア、ドーメルは数が少なかったため、ロロピアーナを中心に見ることになりました。

 

 

左はロロピアーナのフォーシーズンズ。ブルーがかかったグレーで、無地ですが上質感が出ています。真ん中のフォーシーズンズは一般的なグレー。右のレダとよく似ています。それくらいレダのクオリティが高かったです。

 

 

なかなかお目にかかれない色味に惹かれ、ほぼ左のブルーグレーで決定、と考えていた矢先、CH(ミラノ)モデルに引き続き、TR(ナポリ)モデル、BR(ブリティッシュ)モデルも近々本台場が採用されることになるという話を聞きました。

 

CHは本台場であるのにTR、BRは簡易な継台場であることを残念に思っていたので、これは喜ばしいことです。TRモデルは4月から、BRモデルも数カ月後には本台場が選べるようになる予定だそうです。

 

 

気に入った生地が見つかり、またキャンペーン価格であったことは魅力的でしたが、数カ月後の本台場化に期待して、見送りです。


コートやスーツを見て、樹脂の練りボタンか水牛ボタンかを特定しようとした時
(この写真はコートの練りボタンです)
 
 

他人のスーツを見て、生地ブランドのラベルを見たいと思った時
 
 

ノートの罫線を見て、これは5mmピッチのペンシルストライプみたいだ、と思った時。
 




車のメーターの目盛を見て、オルタネイトストライプみたいだ、と思ったとき。

こんな時、スーツのことを考えすぎている、と我に返ります。
 

いつもながら、ラペルのピーク部分が鋭いサンプルジャケットを預けて工場に指示してもらいました。
この工場での仕立ては3回目になりますが、毎回再現性が極めて高いです。
 
生地にパープルのラインが入っているので裏地はそのラインに最も近いパープルとしました。
もちろんキュプラ100%、銘柄は旭化成のAK1800です。
 
 

スラントポケット(チェンジポケット付き)です。ここの角度は毎回物足りなさを感じてしまいますが、色々と指定ができないことが却って失敗のなさに繋がっています。
 
 

いつもどおりの袖の5つボタン重ね本切羽です。
ボタンはもちろん本水牛。色味はもう少し明るいブラウンでも良かったかも知れません。
 
 

台場は継台場。D型閂(Dカン)の糸色指定はできません。実用上問題ありませんので良しとしましょう。
 
 

ベストも裏地はジャケットと同一。
 
 

背中は表生地に合わせた色としました。
 
表生地に差し色が入っている生地の場合、裏地は極力それに合わせるようにしています。裏地は普段見えないのだから自由にすればいいのでは?という方もおられますが、3ピースであれば動いた時に意外と裏地が見えます。ネクタイやシャツは表生地を意識して選んでいるはずですから、裏地のせいでバランスが崩れることはもったいないと考えています。

差し色を拾うこと。
私が求める『オシャレな既製服みたいな注文服』にするための条件の一つです。
 
 
 


実例紹介第18弾です。
ロロピアーナのSuper130'S Woolを仕立てたお店の通年物です。秋冬物として着用するため3ピースで。
ドーメルのアマデウス365はウエイトが260g/mなので、春夏物としては厚みがありますが秋冬物としては薄手。ぎりぎり年中使えるということで365というネーミングとなっています。
この生地は数年前から目を付けていたものの、高価なため二の足を踏んでいたのですが、この度、キャンペーン価格となったことが引き金となりました。

生地は、チャコールに近いグレーのグレンチェックで、パープルのラインが入ったかなり光沢感の強いものです。
 


バンチブック(生地見本)では面積が10c㎡程度なので完璧にはイメージできていませんでしたが、仕上がりを見た瞬間感じたのはいい意味で、「あ、意外と控えめだな」でした。
 


260g/mだけあって、着た感じはかなり軽やか。確かに盛夏以外は着れそうです。
 
詳細は次ページで。