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Genuine Savile Row(本物の背広)のブログ

スーツの解釈は様々です。

このブログではオーダー(カスタムメイド)スーツの話題を中心に私なりの見解を述べていきたいと思っています。



今回はラペルが強力に尖ったサンプルスーツを再度預けましたのでラペルの尖りはある程度戻りました。

フラワーホールは前回のゼニアの時と同じ大きめの手縫い(税別5000円のオプション))です。




腰ポケットとの距離を改めて指定したチェンジポケットでしたがどうもうまくいっていませんね。

次は指定の仕方を工夫しなければなりません。




裏です。裏地は前回のゼニアと同じ旭化成のAK1700でキュプラ100%です。

前回に続きパープルを裏使いしてもらいました。こだわりの総裏です。


今回は、閂(D型、松葉共に)の色を裏地よりも若干明るく、と指定しました。成功です。


何故か今回初めて汗止めがループでつながったタイプになりました。問題ありませんが。





前回のゼニアと違い、生地もファッショナブルですので袖ボタンは5つ重ね仕上げ。

色もミディアムブラウンで少し派手めに振りました。





カノニコのラベルは、セレクトショップや量販店でも見かけるものと同じです。

せっかくのフルオーダーなのに既製服みたいで残念だ、

という方もおられるようですが、私は全く気になりません。

実例紹介第8弾です。

前回ゼニアを仕立てたフルオーダーのお店です。

 

 

生地は春夏物の240g/m。カノニコは見た目重視で織りが甘いので少し重めとなっているようです。

 

ネイビーの綾織、14mm間隔のシャドーストライプ。

綾織でシャドーストライプですので、光の当たり方で色目が大分変わります。

比較的手頃な価格ながら光沢感がありファッション性が高いので、同じネイビーでもゼニアと使い分けできそうです。

 

サイジングは肩幅を戻しました(-7mm)。他は変えていません。

 

写真では分かりづらいですが、誰が見ても紺に見える生地ですので

春夏に着用しても暑苦しく見えません。

 

普通のネイビーですからワイシャツやネクタイのコーディネートは簡単。

 

オシャレな感じの生地ですので細部は遊び心を入れておきました。

 

詳細は次のページで。

 




前回でほぼ希望通りになったラペルの尖りでしたが、今回納得いく仕上がりではありませんでした。

やはり面倒でもラペルの強力に尖ったサンプルを預けるべきですね。


ただ、今回は『本物は品質で勝負』というコンセプトですから良しとしましょう。


ちなみに今回はフラワーホールが大きくなっていました。

社章を付ける私に合わせての対応だそうです。

手縫い料が追加で税別5000円かかります。





チェンジポケットです。高低差を前回までの6cmから7cmにしてみました。

前回は腰ポケットとの距離を指定したのですが、気を抜いてしまって

お任せにしたところ、元に戻ってしまいました。次は再度指定することにします。






裏です。春夏物ですのでポリエステルの入っていない旭化成のAK1700キュプラ100%です。

キュプラの特性を生かして見た目重視の総裏です。

前回ピンクの裏地と同じですが、発色の良さを生かすべく実はこれ裏使いです。

閂(D型、松葉共に)の色が地味すぎました。やはり同系色という言い方はどうも曖昧なようですので

次回は工夫が必要です。




袖ボタンはいつも通り、4つの重ねボタン。

こちらも品質で勝負とすべく目立たないダークブラウンの水牛ボタンを選択しました。

もちろん袖の仕上げは本切羽で。





ゼニアもロロピアーナ同様、既製服用とオーダー用とではラベルの色が異なります。

既製服用と一部のオーダー用はブルー、オーダー用はレッドです。



今回は色々と課題が残りました。

高価な生地が実験台みたいになってしまい残念な感は拭えません。




実例紹介第7弾です。

前回御幸毛織を仕立てたフルオーダーのお店で、春夏物です。

 

 

クールエフェクトというのはゼニア独自の機能で、直射日光を跳ね返し、表面温度が高くなりやすい

 

ダークスーツをクールに保つというものです。

また、織りがとても強い生地なので190-200g/mという超軽量仕上げです。

 

ひょんなことからお勧めされ少し割安で入手できました。

 

 

正直言うと、今までゼニアは避けてきました。

 

というのも高級品の代名詞みたいにゼニアであることをひけらかす人もいて

これ見よがし感が強かったからです。

ただ、これは控えめの折柄で濃紺、

ラベルを見なければゼニアであると気付く人もいなさそうな定番生地でしたので

こういうのが1着あってもいいか、と仕立てることにしたわけです。

 

今回は思うところがあって、肩を7mm出し、バストを2cm出し、袖口を1cm出し

 

にしてみました。

 

濃紺ですので、ワイシャツやネクタイのコーディネートは簡単。

 

本物は品質で勝負といったところでしょうか。

 

 

詳細は次のページで。

 

 



裏地です。ストライプがターコイズブルーですので標準の裏地では色が合いませんでした。

オプション料5000円税別で標準の裏地と同じ旭化成のAK1700(キュプラ100%)で丁度合う色がありましたのでお願いしました。春夏物ですが、見た目重視で総裏です。


チケットポケットはいつも通り松葉閂付ですが、手作業らしいカーブを描いていて良い感じです。


グリーンラベルがロロピアーナのオーダー専用生地であることを証明しています。


今回D型閂や松葉閂の色が裏地と少し違う色目になってしまいました。

今後は裏地と同系色指定、を、裏地と同色指定、に変更すればいいのかもしれません。

これはこれでいいですが。




いつも通り、本切羽かつ水牛ボタン4つ重ね仕上げです。

御幸毛織同様ミディアムブラウン(多分物も同じ)で堅実に。


実例紹介第6弾です。前回トレーニョを仕立てたお店での春夏物です。

御幸毛織同様、230g/mで典型的な重量です。

 

御幸毛織とほぼ同じくらいのミディアムグレーに今度は14mm間隔の水色のストライプが入っています。

最初はもっとパープルに近い水色を求めていたのですが、これはターコイズっぽい水色です。

Super表示がないので詳しくはわかりませんが、前回の御幸毛織よりも光沢感があります。

一般的に淡い色は光沢感を感じにくいものですが、この濃さのグレーで光沢感を感じられるのは

ロロピアーナならではといったところです。

 

ジランダードリームという愛称について、

 

『ジランダー』は生地の原産国ニュージーランダーという意味でしょうか。

『ドリーム』はロロピアーナの春夏物に付けられることが多いです。

 

サイジングの変更箇所は以下のとおりです。

 

蹴回しを1cm出し。(最初のロロピアーナ エレガンザに比べると2cm出しでAラインを強調しました。)

袖の中ほどを1cm詰め、袖口を1cm出し。(フレア感を出してみました。)

パンツの膝を1cm詰め、裾を1cm出し、丈を1cm出し。(上着に合わせてフレア感を強調しました。)

 

こちらもターコイズブルーのストライプの影響でワイシャツやネクタイのコーディネート難度が上がります。

 

幸い今年はターコイズが流行っているようですので、ネクタイは何本か入手しておきました。

 

 

詳細は次のページで。

 

 




毎回ラペルを尖らせるようにお願いしていますが、なかなか満足いかないため、

手持ちのラペルが強力に尖った既製服を預けた結果、希望通りに尖りました。

また、今回はフラワーホールをサービスで手縫いにしてもらいました。本当はオプション料金(5000円税別)がかかります。




裏地はピンクのストライプに合わせてピンクです。旭化成のAK1700(キュプラ100%)。

春夏物ですが、キュプラは汗の吸収と排出が得意ですので見た目を考えて総裏です。

仕様は前回同様です。





ミディアムグレーですのでボタンもミディアムブラウンの水牛ボタンで手堅く。

いつも通り4つボタン重ね仕上げです。






生地ラベルです。控えめですがこのシンプルさが良いです。



実例紹介第5弾です。

前回ダロウデイルを仕立てたフルオーダーのお店での春夏物。

 

 

ミディアムグレーのスーツは地味になりがちなので

 

色のストライプが入ったものにしたいと考えていました。

こちらはピンクのピンストライプが14mm間隔で入り、さらに交互にシャドーストライプが入っています。

接触冷感(COOL TOUCH)なる機能の付いた230g/mの生地です。

日本の生地はイギリスのしっかり感とイタリアのデザイン性を両立した感じですね。

 

サイジングとしては、春夏物の2ピーススーツはきっちり前ボタンを留めるため、ウエストを2cm出しています。

 

既製服にはあまり見られない柄にするのはオーダーの醍醐味と言えるでしょう。

 

ただしデメリットもあって、色が入ってオシャレな感じになる分、ワイシャツやネクタイのコーディネートがシビアになります。

 

 

詳細は次のページで。

 

 

 

 


表生地がヘリンボーンですので、裏地もヘリンボーンにしました。

ただしピッチは細かく3mm幅です。

旭化成のAK893というキュプラ60%、ポリエステル40%のものです。

薄っすらパープルがかかったシルバーです。


今回も内ポケットの雲蓋は小、D型閂、チケットポケットに松葉閂、汗止め

表生地と裏地の境目のステッチは表生地同色での指定です。





いつも通り、実際に袖が開く本切羽。

4つボタン重ね仕上げです。もちろん水牛ボタンで。

非常に濃い紺ですのでボタンの色は悩みましたが、敢えてミディアムブラウンの艶消しにしました。

もう少し濃い艶有でも合うでしょう。





これだけ表生地とは色目の異なる裏地ですから、今回もベストの背は色を変更しました。

同じAK893ですが黒と迷った挙句ネイビーを選択。

写真ではうまく表現できていませんが、かなり濃い色でネイビーにグリーンの糸が混じった

若干の玉虫色です。玉虫色は見本では全く分からないので要注意ですね。

今回は結果オーライですが。





生地に付いているラベルです。こちらの店では右側に生地ラベルを取り付けてくれます。

イタリア生地全盛の今、シルエットがかっちりと決まるイギリス生地は通の選択ではないでしょうか。


実例紹介第4弾です。

ネイビーストライプのカノニコを仕立てたフルオーダーのお店での2着目です。

 

7mm間隔の限りなく黒に近いネイビーヘリンボーンです。

 

既製服でヘリンボーンというと、もっと間隔の狭い3mm程度の生地が多いです。

着てみると分かりますが、シャドーストライプとは言え、ヘリンボーン生地は光沢が強く、

派手な感じに見えるからだと思います。

私も最初はちょっと躊躇しましたが、丁度同じ生地で仕立てた方の出来上がりスーツを見て

何とかいけるかな、と思いました。あれが無かったら選べなかったかも知れません。

 

今回はチェンジポケットの位置が腰ポケットと離れ過ぎず丁度良い感じです。

 

 

サイジングの変更箇所は、

 

袖丈の5mm出し、バストの2cm出し、蹴回しの3cm出しです。

しっかりとしたイギリス生地ですのでシルエットが綺麗に出ました。

柔らかいイタリア生地とは違うかっちり感がイギリス生地の魅力ですね。

 

秋冬物ですので3ピースで仕立てました。

 

 

詳細は次のページで。