人生は、毎日色々な変化があって、人間関係も、色々な環境もクルクル変わる。
自分が思うような、一面だけでは決してない。多彩で、いつも自分が思うような完璧はない世界。
最近思うのはね、本当、世界はオーケストラみたい。
多彩な楽器と奏者で構成されている、オーケストラよ。バイオリンだけじゃない。コントラバスも必要。チェロも必要。それぞれ個性があって、役割が違い、性質が違う。上も下もない。
違うからこそ、最高のメロディがあるの。
自分の思考は、常に変化させられる。Aの立場にもたたされ、Bの立場にもたたされ、神様に、あらゆる角度から理解を求められているみたい。
絶対という物が無い。一般論が、殆ど人生には通用しない。
だからこそ過去を振り返れば、痛みはすぐそこにある。
特に、別れの痛み。
特に、壊れてしまった物の痛み。
でも、その経験から、死ぬ程学び、今の自分を作ってきた。
人に、愛されなかったら、今の私の愛は、無いだろう。
人に、押し離されなかったら、今の私の愛は、無いだろう。
だけど、ふと振り返る時、とっても辛い。
悲しくなってしまう時がある。そんな気持ちは自分を老け込ませる。
古事記の中に、スサノオのミコトは、後ろを振り返ったら沢山の魔物が追いかけていて、桃という仙果を投げて逃げるくだりがある。
これは、そういう事。。過去から追いかけてくる痛みの事を言っているのではないかと思う。
間違いなく、10年前、1年前、3か月前より、今の私は幸せになっている。
でも、年齢を重ねると同時に、経験も重ねる。幸福な経験も沢山あるのに、痛い経験は色濃く爪跡が残る。
でもね、違う!!私達は前進だけすればいいの。前進だけが必要なの。過去は一切忘れればいいの。今日産まれたみたいに今を生きるのよ。
過去が時々追いかけてきたら、桃を食べればいいの。
頼りなそうな顔が鏡に映っていたら、こう言うの。
貴方は、神の子。天の子。
貴方の中の聖なる力をあてにして、ただそれだけを頼りにして、風のように生きればいいの。
オーケストラの演奏は続いているの。
貴方は貴方という唯一無二の楽器の奏者なの。周りは完全なる、共同体なの。
もっと楽にして、素晴らしい音楽を奏でていくの。