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タイヤ屋店主が履いてみた！⑥ パイロットスポーツ4 SUV 編
8月4日(日曜日)
いやぁー、暑い、とにかく毎日毎日堪えるような暑さの小松市のタイヤ屋さん店長です。こんにちは！
さて、みなさまお待ちかねの「タイヤ屋店主が履いてみた！」シリーズ
今回は 第6弾‼️
その前に、昨年の2月に書いたシリーズ第二弾のスポーツコンタクト7編が今でも上位のアクセス数⤴️⤴️
なかなかタイヤ屋さん店主が書いたタイヤのインプレッションって少ないので気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか！
特にハイパフォーマンスなタイヤは！
その中でもアクセス数が多い記事を貼っておきますので、まだの方は覗いてみてくださいね！
では今回の「履いてみたシリーズ」第6弾のタイヤは⋯
ミシュラン パイロットスポーツ4 SUV
以下、PS4 SUVと表記します
このタイヤを私、タイヤ屋店主の自家用車に履いてみようと思います！
あらっ！おたくはヨコハマタイヤの看板上がってるよね！って思ったそこのあなた！
鋭いですね！弊社、確かにヨコハマの看板上がっておりますが、ぶっちゃけそんなの関係ありません！
私が履きたいと思ったタイヤを履くだけです！
そして、良いっ！と思ったタイヤをおすすめしております！
ですので、弊社はミシュランタイヤもそこそこ販売しておりますよ！
今更ですが、世界各国のタイヤを販売しております！
「いいものだけを世界から」
YANASEのキャッチコピーと一緒です！笑
おっと！初手より話がそれちゃいましたが気を取り直して進めていきましょう！
PS4 SUV 装着車輌
2022年式 ランドローバー レンジローバーイヴォーク
P250 ガソリン
こちらの車輌に PS4 SUV を装着します！
まず、その前に今回は私の中で 4つ のタイヤの候補がありました！
その 4つ とは
①コンチネンタル プレミアムコンタクト7
②ヨコハマ アドバンスポーツEV V108
③ミシュラン パイロットスポーツ4 SUV
④ピレリ P-ZERO E SUV
こちらの4つ
なぜその候補の中から PS4 SUV に最終決めたかと言うと⋯
①は 年内納期未定
②は 255/45R20 の為却下(サイズに関しては後ほど説明)
④は 価格が高すぎる(笑)
と言うことで ③ の PS4 SUV に決定！
っと、その前に今まで履いていたタイヤのご紹介もしておかないといけませんね！
今まで装着のタイヤは
ピレリ スコーピオンゼロ オールシーズン PNCS仕様
235/50R20
2021年 51週製造 JLR(ジャガーランドローバー)認証タイヤ
約2年、12000キロ走行、残溝平均6.8ミリ
こちらのタイヤを取り外し、PS4 SUV に交換いたしました！
では装着インプレッション！
と、いきたいところですが、
2点注意点が
比較タイヤの ピレリ スコーピオンゼロ JLR認証タイヤは
あくまでもオールシーズンタイヤ
(ランドローバー車のクルマって特別な仕様でも無い限り、オールシーズンタイヤが基本純正装着となっております)
それともう1点、
今回はサイズも変更しております
235/50R20→255/50R20 にサイズ変更しております
えっ、なぜにサイズ変更？？
大した理由はありません！
「コンパクトなイヴォークに大径タイヤを入れてみたらカッコイイんではないだろうか」
ただそれだけです(笑)
かと言ってゴツゴツ系は⋯…って感じだし
(ディフェンダーだとそんな雰囲気が似合うと思うんですけどね)
と言うことで、今回は見た目でタイヤサイズを選定してみました←見た目も大事ですからね〜
どう、イイ感じでしょ！むっちり感が！笑
レクサスのLBXもクルマ自体は結構コンパクトですが、タイヤが大きいので筋肉質に見えますもんね！
おっと！少し話がそれちゃいましたが、
上記2点
❶オールシーズンタイヤ→サマータイヤ
❷サイズ変更 235→255
❶タイヤの性格が違うのと、❷エアボリュームも違う
この2点をご理解の上この先お読みください！
エア圧は、フロント240kpa リア220kpa
エア圧に関しても、よくエクストラロードだから何ちゃらとかあるが、ここでは長くなるのでエア圧の話は割愛します
では試乗に出かけましょう！
PS4 SUV に交換後、走り始めの第一印象は
とにかくスムース
とても円いものが転がっている感触
組み込み後のバランサーでのユミフォミティチェックで軽く2本修正済みですが、それを差し引いたとしてもタイヤが円い
そして静か
(エンジンの音も前よりも車内に入ってくるようになった)
ただ、ブレーキング時に少し高めの音が発生
(ピレリのスコーピオンゼロはPNCS仕様でしたのでタイヤ内部のスポンジで音の発生を抑えられていたのかもしれません)
アクセル抜いてもスゥーッと進む感覚がスコーピオンゼロよりも明らか
タイヤ幅が235から255に2サイズアップしたにも関わらず
明らかに転がり抵抗が少ない、低コロの感覚←ラベリングAなのであたりまえかな
実はこのイヴォークというクルマ
ガソリン仕様だと燃料タンクも小さく燃費も悪いので、満タンでも400キロほどしか走れないんです
少し遠出する際にもう少し走ってくれないとガソリンスタンド探しに困る時があるんですよね！
なので、タイヤ選定の際に EV 対応品(低コロ仕様)を視野に入れていたのはこの理由
PS4 SUV でこの感じだと実燃費も今までよりも向上すると思いますね！
そして突起、段差の乗り越えが非常に上質になった
突起、段差乗り越え時の音、振動が低減
(車格が1ランク上がった感じ)
乗り心地はかなり良いと、大概の方はおっしゃると思います！
サイズ変更によるエアボリューム向上の効果もあるかと思いますが⋯
後はだいたい想像しておりましたが、直進安定性はかなり向上
速度が上がればさらにスムースで振動がかなり低減しました
(組み込み作業でも変わります)
ただ、ステアリングセンター付近のドッシリ感はもう少し欲しいかな
(これはクルマの持っている特性だと思うので、後日アライメント数値を若干変更してみようと思います)
ダイナミックモード(可変ダンパー付)で脚とのバランスもかなり良くなりました！
(この脚、ダイナミックモードだとかなり減衰力が高めになります)
スコーピオンゼロ時はダイナミックモード時は脚が勝っていた感じでしたので⋯
もう少し走ってアタリが出てきたらいつもの山坂道で試してみようと思います！
かと言ってコンフォート性能が劣るかと言ったら
全然そんなことないです！
PS4 SUV は十分コンフォート性能を持っていると思いますので、レクサスのRXなどとのマッチングも良いと思いますよ！
乗り味も上質ですから！
雨の性能は ウエットラベリングA とタイヤパターンから見ても不満はないと思っておりましたが、
実際に道路の水たまりに遭遇して、そこそこの速度でも特に不安感なく走行できました！
以前のスコーピオンゼロだと同じようなシチュエーションだと舵が乱れることがありましたから
そしてミシュランのハイパフォーマンスタイヤは、サイドウォールのデザインが素晴らしい！
(フルリングプレミアムタッチは全てのサイズで採用されているとは限りません)
極論、これだけでも十分ミシュランを選ぶ理由にはなりますね！
タイヤって見た目も大事ですからね(2回目)
タイヤフェチな私は大型の駐車場ではタイヤばかり見ております(笑)
こんな感じで PS4 SUV を実際に履いてみて体感してみましたが、
一言で言うと
ミシュラン社の技術力の高さに感心
昨今の世界的な SUV ブームにいち早く目を付け、パイロットスポーツシリーズに SUV 専用設計でラインナップしているところはさすがですね！
この辺りの技術等、ノウハウはなかなか国内のタイヤメーカーは追いつけないんではないでしょうか！
最後になりましたが、タイヤだけで乗り味って変えることができるんです！
実際に自ら履いて体感する「実走」がモットーの私
そしてその「実走」に基づいて、店頭でその方に合ったタイヤ選びをお手伝いが出来るのが弊社、もしくはちゃんと知識のあるタイヤ専門店だと思います！
いつも言ってますが、ネットでなんでも買える時代にお店を構える意味がそこにあるんではないでしょうか！
厳しい言い方ですが、タイヤなんて安けりゃいいし、作業もどこでしてもいいんだよ！って言う方はネットで安く買って持ち込みタイヤ専門店で作業してもらってください
これもいつも言ってますが、そこそこ大きいサイズのハイパフォーマンスタイヤって、パッと組んで、サクッと重量修正だけして、クルマに装着〜 はい終わり！じゃ、そのタイヤの持っているパフォーマンスは70%ぐらいしか出せないんです
そこを限りなく100%に近づけるまで持っていくのが私たちタイヤ専門店の職人仕事なんですよね！
当然そこに持っていくには設備や経験も必要になってきます！
タイヤ交換ってどこで作業しても同じじゃないんですけどね！
L551型のイヴォークの20インチ装着車には 255/50R20 がイイ感じだと思います(干渉や車検等は保証しませんが)
ってか、イヴォークって田舎ではあんまり走ってないので弊社への入庫も今後無いかもしれません(苦笑)
本日は最後までお読みいただきありがとうございました
小松市タイヤ屋店長
第7弾は当分先かも⋯苦笑