調音、整音 | 雲の呟き

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10月に我が家のA-188を長年世話してもらっている調律師の方に定期年次点検をしてもらった。


1年経つとやはりよく使われている3、4オクターブと1とか7とかセンターから離れた鍵盤ではハンマーの減りやアクションの動きもいびつになってあたり前だからアクションを全部均等なレスポンスにするよう時間をかけて調整するわけ。


いつもベストコンディションでプレーヤーのイマジネーションを刺激する楽器でいて欲しいから。


ところがその後どうも自分は物足りない印象があってしばらく弾いていればもっと鳴ってくれるようになるかと期待していた。


ところが1か月経ってもなかなか変わらない気がして一昨日FFTというアプリで周波数特性を購入時のものと比較してみた。


いつも1オクターブ目のAから7オクターブ目のAまでAだけ拾う。


生のピアノというのは鍵盤ひとつ弾いても響板や他の弦に共振を起こして共鳴するからそれが独特の音色を構成する。


楽器でも肉声でも俗に「いい音」人に心地よい印象を与えるものはそうした共振音、我々がよく言う「倍音」要素を含んでいることが分かっている。


倍音を全く含まないシンセサイザーのオシロスコープのようなS波も心地よいとは思わなくても別の特徴的な宇宙的な音源もあるが他のアコースティックな楽器には倍音は欠かせない。


押した鍵盤の狙った音を「主音」それを整数倍のものを「倍音」といいます。例えば4オクターブ目のAは科学的には440hzだから倍音は2倍の880hz、3倍の1320hz、4倍の1760hz、5倍の2200hzなどです。


昨年10月に撮ったものと一昨日がこちら


縦軸に音圧つまりおとの大きさ、横軸に周波数、赤字が押したあとのピークで比較対象だが緑はリアルタイムで押し終わった後の状態なので無視していい。お分かりいただけるかと思うが主音の440hz近辺の音圧の高さに比して倍音がどの程度の音圧が出ているか?その比率が2、3割全体に倍音比率が落ちているのが分かる。


定時保守の時に僅かにヒットポイントが変わった可能性が高いと私は考えているが調律師に来週来てもらい再調整してもらう予定だが、、、


ピアノは生き物と変わらないほど手がかかる。