ニューヨーク旅行3日目 | 雲の呟き

雲の呟き

流れる雲のように、浮かんでは消えていくものの名残を文字にしています。
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悪しからず御理解願います。

*今回日本からお湯だけで食べられるごはんと味噌汁のフリーズドライ食を持ってきた。


もちろん費用のこともあるが小麦粉とチーズ、肉だけで1週間、特に肉を食べない妻には厳しいと思ったからだが正解だった。


夜活動するのは分かっていたしルームサービスの度にチップももったいない。何より日本食は精神的に安らぐ。


ところが宿泊先のマーキースの部屋にはポットがない。最近流行りのパック型のパーコレーターみたいな物だけ、尚且つマグも無く紙コップだけ。仕方なくマーキースの8階にあるショップでお土産とマグを買って茶碗がわりにした。


朝食後地下鉄で911メモリアルまで移動。もちろんSuicaは使えない。日本にいる時からOMNYというサイトで携帯のアップルウォレットと紐付けしてきている。これでSuicaと同じようにタッチだけで地下鉄は行ける。





現地に着くといきなり駅とこの奇怪な建物と直結している。oculusというワールドトレードセンターの一部だが中はショッピングモールになっている。表に出ると911メモリアルは大行列でチケットを買って待たされてもと噴水というかモニュメントを外から鑑賞して終わった。










きっと悲惨な現場だったに違いない。不幸にして亡くなった方々の冥福を祈る他ない。


ただアメリカの対外政策にはいささか疑問も多いのは確かだ。アラブ、アフガニスタン、イランでも今はイスラエルをアメリカが支援している構図も立場が違えば当事者に見えてくる。いつも悲惨な思いをするのは一般市民だが独裁国家ならいざ知らず民主主義国家はその政策を一般市民が選択したことでもあるからだ。


日本もかつてそうだった。原爆の被災者も各地の爆撃された街もみな一般市民を大量虐殺したわけでみんながみんな戦闘員ではない。だがその政権を支持し選択したのも一般市民だ。


アメリカだけが悪いとは言わない。ただアラブ諸国だけを責めるのも否。世界史ではもともと欧州列強の植民地政策と搾取の歴史があることを忘れてはいけない。


大事なのは多様な見方で協調できる答えを互いに求めること。踏み止まる努力を諦めてはいけない。だから教育が大事だしもっと富を公平、公正に再分配する手立てが必要だ。資本主義はかなりの確率で行き詰まっている。


そんなことに思いをめぐらすと非常に複雑な感傷が襲った。


せっかくここまで来たのだから自由の女神を少しでも拝もうとバッテリーパークまで歩いた。フェリーに乗ろうとする観光客とそれにチケットを売ろうとするどこの誰だかわからぬ手合いが道に溢れている。もとよりリバティー島にわたる考えはない。公園でゆっくり遠目に眺めてから帰ることにした。



地下鉄の途中で降りて楽器店に行った。






Rhodesの最新型の音が聞きたかったが在庫に無かった。マーチンも音が聞きたかったがガラスケースかスタンドにロックがかかっていた。アメリカでもマーチンは高級品なんだな。もともと嵩張るし飛行機に預けるのも危険だから買えないけど。


この近くにはジミヘンが作ったエレクトリックレディスタジオやダニーハザウェイがライブ録音したビターエンド、昔フィルモアイーストだった劇場が近いのだが女房の足が不調でホテルに戻ることにした。


タイムズスクエアのマクドナルドでいつもの女房はフィレオフィッシュセットとビッグマックを購入およそ19ドル。日本だと1150円だからおよそ2.5倍の物価だと言える。日本はアメリカから行ったら天国なわけだ。



その後ホテル近くのバルをチャットGPTに聞いておすすめに。


Bird and branch coffee roastersという店。カプチーノをいただいたが私の嗜好には合わなかった。


その後Walgreenで水を買ってホテルへ。マンハッタン特に繁華街のタイムズスクエアにはコンビニチェーン店は少ない。それよかいわゆるこういうドラッグストアが機能している。


一旦ホテルに戻ってから今夜はグリニッジビレッジのvillage vanguardへ。日本の雑貨店ではない。元祖ジャズクラブ。ここでかつての、否今も名だたるジャズプレイヤーが演奏してかつてはライブ版になっていった。名手ビルエバンスのWalts for Debby もここの録音だ。有名な張り出しの赤いテントがどうも壊れたようで無かった。








今夜のタレントはFred Herscheグラミーで15回もノミネートされているピアニスト。ジャズよりはクラシックな静かな環境音のような綺麗な和音とメロディーを生むピアニスト。こころが洗われるような時間が過ぎていく。この店はドリンクだけでフードはない。ライブ中も静かに鑑賞することを求められる。一番日本的かもしれない。ここのグランドピアノはスタインウェイ。終演後彼と一緒に写真を撮らせてもらった。気さくでゲストと距離感が近いのも日本のようだった。